3853 6月最後の週末の銀座を歩く
6月最後の土曜日、また銀座にやって来た。
ポーラミュージアムアネックスに行ったあと、マキシムドパリ へ行ってみる。
初めての訪問だ。
重厚感、レトロ感ある店内の雰囲気、接客の良さは、料理のほかに10%のサービス料を徴収するだけのことはある。

かなり特別な?ランチを済ませ、ふたたび銀座通りに出ると、道路は人出あふれかえっていた。
逆に、まったく人の流れのない場所が目立った。それは、シャッターが閉まっていたみずほ銀行のATMだった。6月29日と30日は、合併に伴う準備のためATMが止まっていたからだ。

混雑覚悟でやって来たのが、明日で閉店の松坂屋銀座店。
ボーナス直後という時期もあるのだろう。前回来たときとは比べものにならないほどの人、人、人!会計するだけでもひと苦労。

松坂屋の喧噪を抜け出し、銀座通りを歩いて行くと、また人だかりが。
この人の多さは、ピエロじゃない。
ときどき、ワッと声が上がるときがある。なんだろうと近づこうとしてみるも、人の多さで、なかなか近づけない。
なんとか腕を伸ばして、レンズをその中心に向けてみると、どうやら町名表示の標識の上に、どういう意図かわからないが子猫が載せられているようだ。
それを、大勢の人たちが取り囲んでいる様子。
最初は、勝手に猫が上にあがったのかと思ったが、どうやら、猫の持ち主がいて、その人がわざわざ標識の上に載せているようだった。
幅のほとんどない標識の上では、猫は不安定でときどき落ちそうになる。
そのときに、悲鳴にも聞こえる声が上がるのだ。
猫に意思に反して置かれた場所にいる猫を、大勢の人たち、たくさんのカメラが取り囲む…。
この様子、かなり異様だった。
まぁこの様子を取る僕も、不可解な状況に荷担してるのかもしれないけれど。
今日も大した距離を歩いたわけではないけど、くたびれてしまった。