3827 住民投票は自治を鍛え直す一歩なのかな?

物思いに耽る(雑感), 社会・政治・事件

東京都小平市で、道路建設に対する住民投票が行われることになった。

道路計画を問う住民投票が十六日告示された。条例を定めて行われる都内初のケースだ。小さな地域の問題かもしれないが、政治に物申す好機となる。自治を鍛え直す一歩にしたい。

このように一部の新聞キャッシュは概ね好意的に見ているようだが、僕は、ちょっと違和感を覚えている。

詳細を知らないでこういった考えを述べることが、もしかすると適切ではないかもしれないが、そもそも、今回の道路建設という課題が、住民投票で判断すべき内容なのか?という気がしてしまう。

もしこの道路が付近の住民が使う道路だったら、そもそも反対という声は上がらないだろう。

そりゃそうだ。

おそらく、地元付近の住民は、完成してもその道路を使わなくても困らず、むしろ目の前にある緑豊かな雑木林が切り倒されることのほうが困る…だから反対する。

せっかく身近に豊かな緑があるのに、それを壊されるのは許し難い。

でも、この道路ができることで周辺道路の渋滞や混雑が緩和されるとしたら…どう判断するのだろう?

目の前の自然を守るために、周辺道路の混雑は致し方ない…というのは、ちょっと言い過ぎかもしれないけど、付近の住民による意思を明確にする住民投票だったら、もし仮に、そういう結果になっても、別に驚くことはない。

だからこそ、住民投票に馴染むものと馴染まない課題があると思う。

住民間で利害が対立するような問題…それこそ政治の出番だろう。

自分たちの考えを議員に託し、それを持って議論してもらう。 地元だけではなく、もっと広い視点で検討し、調整し、判断してもらう。

それが政治の役割ではなかったか?

新聞は、「住民投票は自治を鍛え直す一歩」と高らかに言うけど、小平市の前回の市長選挙の投票率は、わずか37%しかない。

そういった状況を聞くと、ますます、住民投票ってなんだろう?と思ってしまうのだ。

Posted by ろん