3826 ゴールデンハムスター“さく”(その3)

前回から開いてしまったが、さくの生態を紹介するシリーズの3回目。

今回は、さくの“逃亡の歴史”を追ってみる。

ある朝、ケージの中を見てみると、さくがじっとこちらを見ていた。

いつもと、ちょっと違うな…

と思って、よく見ると、なんと、木片で塞いだはずの穴がぽっかりとあいているではないか!

あまりに普通にケージの中でちんまりとしているからわからなかった。

いったい何が起きているのかわからなかったが、ふと部屋を見渡してみたら、ちょっとした違和感を覚えた。

よく見ると観葉植物の周囲に土が散らばっていた。

葉の枚数も少ない??

最初は気付かなかったが、あらためて、さくを見てみると、大事そうに葉っぱを抱えている!

夜のうちに、穴を開け、そこから観葉植物の葉を食いちぎって、なぜか自分のケージに持って帰っていたのだ。

葉には有害成分も含まれている可能性があるため、意識して与えたもの以外、口にしてもらっては困るのだ。

いったい、どこまでおてんばぶりを発揮すれば気が済むのか?

外に出ないまでも、ケージの中では、いつも大暴れだ。

大あくびをしたり、伸びをしたり…動き回って、なかなか上手く写真に収まってくれない。

そんなある日。

開いていた蓋の隙間から、逃げ出したのだ。

いったいどこに消えたのか?

あちこち探すが、なかなか見つからない。

すると、洗面所・風呂場の方から、カサカサ音がする。

そっと近づいてみたら…

 

いた。

 

目が合った瞬間、逃げ出した。

その後、最大のピンチ?がやってくる。

ケージを抜け出すクセがついてしまったようで、ときどき抜け出しては、風呂場に逃げ込むことがあった。

この日も、ケージから姿を消したので、いつものように、風呂場に行ってみるが、さくの姿がない。

台所や寝室など、普段あまりいかないようなところまで探してみたが、いない。

そう広くない家のどこかにいるはずなのに見当たらないのだ。

家具や収納の後ろに隠れてることもあると思って、じっと息を潜めてみるが、音もしない。

焦った。

探し始めてからもう30分はすぎただろうか?

一瞬、カサッ…という音がした気がした。

でも、その方向には隠れるようなところはない。

ついに、空耳まで聞こえてきたか…と思ったら…

また、カサカサ…という音がした。

いた!

しかし…

安堵の気持ちは、一瞬にして、絶望へと変わった。

なんと、その音は床下から聞こえてきたのだ。

どういう経路をたどったかわからないが、なぜか、さくは、床下にいた。

丹念に侵入口を探してみたら、洗面台の下に、取っ手のような穴があった。

なんだ?と思って引き出してみたら、取っ手だった。

いままでずっと住んできて初めて知ったのだけど、洗面台の下に体重計用の引き出しがあったのだ。

どうやらここから、洗面台の下に入り込み、排水口の脇にある隙間から、さらに床下へと入り込んだようなのだ。

こまった…。

まさか床を壊すわけにもいかないし…

しばらく、途方に暮れていた。

音がする位置が動いているのに気がついた。

その音が動いて行く先を見ると、洗面台設置のために開けた作業用の穴があって、そこを板で塞いでいるところを発見。

急いでその蓋を開け、おもむろに手を突っ込んでみた…。

ギャ!

さくの悲鳴のような声と共に引っ張り出すことに成功したのだ。

 

あいかわらず、反省の色を見せないが、元気いっぱいのさくだった。

つづく

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