3742 “大雪予報”の結果…
今朝6時ごろ、外を見てみると、雨に混じって細かな雪が降っていた。
風に乗って雪が舞っていたため、かなり降っているような感じだったが、積雪はまったくなかった。
朝の新橋駅前は、ふだんより人が少なめで、雪の中を通勤するサラリーマンを撮影しようと試みたテレビ関係者の人たちも、ちょっと拍子抜けしたような感じだった。
それにしても…昨日、早々に発表された、JR各線での間引き運転実施により、あちこちの駅で混乱したようだ。
そして、JRと並行して走る私鉄各線もそのとばっちりを食う形で、振り替え輸送の乗客が殺到で混雑を極め、ダイヤが乱れた。
結局、都心に関しては、気象庁の予報は外れ、ウェザーニュースが当たった形になった。
あくまで予報だし、場合によっては大雪になることもあり得たわけだから、これはこれで仕方がないと思うし、大雪に備えて、間引き運転を決めたJR東日本の対応も理解はできる。
たしかに、間引き運転をすることで、線路上の電車の本数を減らし、万が一トラブルがあっても次の駅まで運転できることから、長時間にわたって、乗客をホームにおろせずに電車のなかに閉じこめてしまう可能性を減らすことができる。
しかし、今朝になって、それほど多くの積雪にはならなそうだ…という状況になっているにもかかわらず、予定通りの間引き運転を続けるやり方には、違和感を覚える。
間引き運転すれば、当然、乗客は駅に滞留するか、他の路線に振り替えすることで他の私鉄も通常以上に混雑してしまう。
本当に大雪が降っていれば、そもそも出社を取りやめたり、遅らせることもあろうけど、大雪ではなく、今朝はほとんどが雨だったのだから、誰もが普通に出社しようとするのは当然だ。
その結果、乗換駅では、入場制限しなければならないくらいに乗客が殺到し、JR線と平行する京急線、京王線、京成線などが、“雪の影響”ではなく、振り替え輸送客の混雑のため遅延していた。
天気予報が、“良い方に外れる”こともあるのだから、間引き運転を解除し、できるだけ早く通常運転に近づけることはできなかったのだろうか?…と、素人ながらに思ってしまった。