3714 ドラマ「ダブルフェイス」/TBS・WOWOW

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昨日、年末年始を振り返った記事で、テレビについては、「絶対に笑ってはいけないシリーズ」を見た話しか書かなかったが、そういえば、大事なドラマについての感想を書き忘れていた。

ドラマ「ダブルフェイス」だ。
刑事でありながら暴力団に潜入捜査中の森屋を演じる西島秀俊と、暴力団員でありながら警視庁の捜査一課に入り込む高山を演じる香川照之。

WOWOWとTBSの共同制作ドラマということで、昨年10月、TBSで「潜入操作編」が放送され、その続編である「偽装警察編」はWOWOWで放送されると知ったときは、「やられた〜!」と思った。

「WOWOWにお入りなさい」ということなのだろうが、ふだんあまりテレビを見ない自分にとっては、実にハードルの高い要求。

あ〜残念…と思っていたら、新年早々(1月5日)にTBSで放送されると知って安堵。

本当の自分と、周囲を騙して警察官・ヤクザになりきる自分という、二つの顔を持って生きていかなければならない状況に、先が読めない緊迫感のある展開に、ドキドキながら視聴した。

ただ、強いて苦言を呈するならば…

森屋が診察に訪れた精神科医(和久井映見)のところに、なぜか、高山が接近した厚生相の娘(蒼井優)が相談するあたりは、ドラマの世界があまりに小さすぎるな…と思った。

またエンディングがあまりにあっけなかったのは、評価が分かれるような気がした。衝撃的な結末だっただけに、見終わったとき、ちょっとモヤモヤしたした気がした。

最近まれに見る面白いドラマだったし、出演する俳優陣も実力派が揃い安心して見られた。

こういうドラマをなかなか見ることができないのは、何に原因があるんだろう?と、一介の視聴者ながら、いろいろ考えてしまった。

Posted by ろん