3619 北千住で見たモノいろいろ

街歩き

今日の駅からハイキングは、北千住。

朝のうちに上がるという予報だった雨は、11時近くになっても、弱いながら、しとしと降り続いていた。

賑やかな北千住駅前から数分歩くと、もう住宅街。

住宅地を抜け、商店街歩いて行くと、ちょっと気になる建物が目に入った。

3階建てにあきらかに4階部分を増築した感じ。バランスが悪い…大丈夫か?

屋上をめいっぱい使って部屋ができてる。

商店街をさらに行くと、玄関になにやらイラストがが貼ってあった。

よく見ると、今年のスポーツのトピックだった。さらには、陸前高田の一本松とか、時事ネタも。

1本の道を歩いているうちに、いくつかの商店街を歩いていたようで、見上げてみると、ここは「ニコニコ商店街」という商店街だった。

あいにくの天気ということもあって、あまり“ニコニコ”という雰囲気ではない。

そして、今日一番の謎物件に出くわす。

なんてことないお肉屋さんのようだが、気になったのは、その看板だ。

牛 → 豚

なんだ?この “→” は…いったいのこの矢印は何を意味しているのだろう?

さらに謎なも看板が続く。

ただ“横丁”と書かれた看板。

これは、何を訴えようとしてるのか、牛→豚同様に、理解できないものだった。

商店街を抜け、隅田川縁に出ると、東京スカイツリーが遠くに見えた。

昨日の天気予報 では、もっと早くに雨が上がるはずだったのに、ずっと降り続いていた。

帝京科学大学の真新しいキャンパスの横に、目的のモニュメントがあった。

かつてここに、千住火力発電所があり、ここに巨大な4本の煙突がそびえていた。この煙突が場所によって、見える本数が変わったことから、“お化け煙突”と呼ばれたらしい。



円筒形の全部が当時の煙突かと思ったら、上半分だけが本物だそうだ。

これは滑り台として使われていたため、半分しか残っていなかったのだろう。

発電所の跡地は、東京電力関連の施設となっている。

資材置き場は現在も稼働していたようだったが、グラウンドは草が生い茂り、社宅は入口が封鎖され、ゴーストタウンのようになっていた。

本来人がいたはずの場所が、まったく人の手が入らず、荒れ放題になっている様子を見ると、どうしても、似たような場所を思いだしてしまう。

川沿いの道から離れ、交通量の多い通りを歩く。

またまた気になる光景が…。

お店の名前が、「にこみ食堂」

もうかなり前に閉店してしまったようだが、メニューは残っていた。

わざわざ店名にした割には、ごくごく一般的な定食が充実しているようだった。

京成線千住大橋駅の目の前に、喫茶店があった。

シャッターが降りているのは、今日が休店日であるから…というのは正解だが、この休店日は半月も続くと知ったら、驚く人は多いのではないだろうか?

逆に営業日のある月の前半は、土日も含めて一切の休店日がない。

都内唯一の水産物専門の市場である、足立市場の前に、松尾芭蕉が佇んでいた。

ここから奥の細道に出発したそうだ。

で、また気になったのは、築地もそうだけど、なぜか水産物市場の近所には厚焼玉子のお店が多い気がした。

気のせいかとも思ったが、足立市場の近くにはあきらかにいくつもの厚焼玉子のお店があった。なぜだろう?

相変わらず、コースは端折り気味に歩いたが、ゴールまであとちょっと。

得体の知れない人形に見守られながら、北千住駅方面を目指す。

今回のゴールは、北千住駅ではなく、東口の東京電機大学のキャンパスにあるというので、駅の自由通路を横切り、東口に向かう。

いままで歩いてきた西口は、比較的整然としてたが、東口は昔ながらの駅前…といった感じで、かなりごちゃごちゃしていた。

…が、ほんのちょっと歩くと、すっかり整然とした風景に一変。

2012年(平成24年)4月から、東京電機大学の本部が置かれ、複数の学部が、神田から移転してきたのだ。

今日はお休みということで、人の姿はまばらだった。

最初ゴールがどこにあるかわからなかったが、人気のない大学キャンパスで、何人かの人が集まっていたことで、場所の特定ができた。

手前に、なつかしい?看板が!

北辰テストの文字…。

埼玉県で中学時代を過ごした人だったら、きっと誰でも知ってる北辰テスト!

まだ、しっかりとあったんだ…。

思いがけない場所で、懐かしいけど、あまり会いたくない人に、出会ったような…そんな複雑な気分で、北千住をあとにした。

Posted by ろん