東京の古墳を歩く/大塚 初重

東京の古墳を歩く(祥伝社新書222)
大塚 初重(監修)

祥伝社

 

去年、都心に巨大な古墳があるということを知った。この古墳(芝丸山古墳)は、実に125mもある巨大なものだった。

日本全国に範囲を広げてみると、実に大小20万基もの古墳があるそうだ。

そもそも、古墳は、三世紀中頃から7世紀頃に作られた、その地域に住んだ集団の中でも政治的、経済的、社会的に抜きんでた特手の人物を葬った墓のことを指すが、人物が特定されているのは、わずか20基しかないという。

千数百年前に作られたものが、いまだに日本中に残っている…ということ自体、すごいことなのだが、実は、東京でも、たとえば、芝公園、飛鳥山、柴又、田園調布、等々力など、かなりの数の古墳があるそうだ。

本書は「東京の…」となっているが、都心、下町、多摩川流域から関東全域の古墳を網羅している。

ここの古墳、古墳群については、地図や付近の様子など、なかなかわかりにくい古墳を詳しく紹介。

この本を片手に、実際に見に行って見学できるだろう。

芝丸山古墳ただ千数百年前もの時の流れで、ほとんどの古墳は削られたり、木に覆われたりして、原型を想像することは難しい状態になっている。

実際、芝丸山古墳も、古墳だという解説があるまでわからなかったし、古墳と言われてもいまいちピンと来なかった。

本書でも詳しい解説もあるものの、願わくば、現地で、「どこからどう見たら、日本人なら誰もが知ってる?前方後円墳」に見えるといった情報も、“図解”で欲しかった。

そうなれば、よりわかりやすかったんじゃないかな…と思う。

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