表現の技術/高崎 卓馬

表現の技術―グッとくる映像にはルールがある
高崎 卓馬

電通

著者は、サントリー オールフリー「これでいいのだ」、JR東日本「行くぜ東北」など、数々の著名なヒット作を生み出した、電通のCMプランナーだ。

映画やCMの絵コンテなど、わかりやすい事例を使いながら“表現”づくりの方法論を、著者の経験に基づいて紹介している。

見ようによっては、ノウハウ本のようではあるが、決して、ノウハウ本にとどまらない。

“はじめに”でもあるように、あらゆるものに基本というものは存在し、きちんと磨いた先に新しいものは存在する。基本のスキルを持たないプロフェッショナルなど存在するはずもないといわれれば、なるほど納得だ。

そもそも、表現の使命はひとつしかないという。

その表現と出会う前と後で、
その表現と出会った人のなにかを
1ミリでも変えること。

これは、あらゆる表現で共通することだ。

表現とは、直接、間接問わず、人に働きかけるものだから、CMとか脚本ばかりでなく、ふだんの人の活動すべてと言ってもいいくらいだ。

このブログはもちろん、仕事でプレゼンしたり、相談や説得、単にメールすることだって、表現と言える。

本書の後半に書かれていたことは、当たり前と言えば当たり前なのだけど、なるほどと思うことばかり。

達成感は脳の動きを鈍らせる…「疑う力」が大切。
「違和感は答えを教える」…自分の感覚を上手に使うために。
「難しい方を選ぶ」…他人がしないことを。
「シンプル思考、大きめ思考」…企画が複雑になったら“そもそも”と考え直してみる。

以前から、広告はあまり好きではないのだけど、本書全体を通じて、広告に懸けるストイックな著者の思いが伝わって来るような気がして、広告というのを、ちょっと見直した…かも。

 

3 thoughts on buy zithromax online表現の技術/高崎 卓馬

  1. ロンさん

    この著者はうまいこといいますねえ
    >達成感は脳の動きを鈍らせる…「疑う力」が大切。
    コレは広告の受けての思考の事も言ってるのでしょうか?
    CMは視聴者に疑わせる
    (「ホント?」や「気になる」にさせる)作用も
    ありますよね。
    モヤモヤを芽生えさせ手にとらせ、最終的には購入させる。
    やはり広告はコワイ(笑)

    ロンさんのブログは表現として大成功ですよ。
    出不精の私が記事を読んでそこに出かけてますから^^

  2. ブログを始めてからずっと思っていることのひとつが
    「他人とは違う視線を模索する」でした。
    どうせ記事にするなら「おっ?」と目を引く内容にしたい。
    そんな感覚ですね。
    今も頑張っていますが…多分、まだまだ修行が足りない!な域だと思います。

    観た瞬間の印象度が全てといっても過言ではないCMの世界。
    正直、凄いな…と思います。
    とはいえ、以前は「おっ!?」と思うようなCM、煽り文句をかなり見かけた気がしますが
    最近はあまり感じないような気が…
    クリエイターの努力が足りないのか、それとも自分のレベルが上がったのか。
    できれば後者でありたい…と願ってはおりますが…
    前者の場合だと「アンタ、プロでしょ!」と一喝したくなる…かも?(笑)

  3. ≫ ぶり さん
    ほんと、うまいこと言いますね。さすがヒット作を連発する作家さんだけあります。
    そうですね、おそらく、広告の受けての思考も含めて…だと思います。
    広告は、とにかくモヤモヤ=きっかけを作ることが、重要な役割ですからね…。無意識のうちに乗せられていると思うと、ちょっと怖いですね(笑)
    ありがとうございます!そう言っていただけると、写真を撮ったり記事を書く甲斐があります!

    ≫ がんちゃん
    がんちゃんのそれに近いかもしれませんが、僕の場合は、「他人と違う視点」になるのは、“結果的に…”なんですよね。で、その違いを楽しんでいる…といったところでしょうか。僕もまだまだ…ですけど。
    確かに最近の広告は、「おっ」と思うCMが減った気がします。
    いろんな原因があるのでしょうが、ちょっと寂しい気もしますね。

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