3541 本心はどこに?

物思いに耽る(雑感), 社会・政治・事件

2011年10月、滋賀県大津市で市立中学2年の男子生徒が、いじめを苦に自殺した“事件”。

最初のうちは、大変申し訳ないが、“いつまでも減らない、いじめによる自殺のひとつ”と、思っていたが、その後、詳細が伝えられるようになってくると、ただならぬ問題が起きていることがわかってきた。

2012年2月、男子生徒の両親が、大津市や加害生徒、保護者を相手取って提訴。市側は、いじめの存在を認めながらも、「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」。また、担任がいじめを見逃したという指摘に対しては、「誰が、いつ、どこで、どのようないじめを目撃し放置したか具体的に指摘していない」と主張し、請求棄却を求めているという。

その一方、自殺直後、市の教育委員会が、全校生徒にアンケートを実施したところ、「自殺の練習をさせられていた」とか「万引きさせられていた」「金を取られていた」といった回答があったにもかかわらず、「直接は見ていない」という理由で、公表していなかった上に、追跡調査すらしなかったという。

アンケートのなかには、いじめられた本人から先生にいじめられているという訴えもしていたという記述もあったというし、こうした数々の目撃情報もあるのに、どうして、「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」のだろう?

担任はいじめを目撃した際、“軽い注意にとどまっていた”というが、あえて“軽い”という表現を使っているのは、おそらく、一般的な注意すらしていなかったのだろう。

いじめ事件の追跡調査においては、学校や教育委員会の“非協力ぶり”は、よくあることだ。

しかし、会見に臨む教育委員会の関係者は、本心はどういう気持ちなのだろうと、気になった仕方がない。

教育委員会の立場を主張するのが仕事だと思っているのかな?

また、いじめという範疇を超えるような、男子生徒の部屋を荒らしたり、脅して銀行口座から金を引き出させたりされたにもかかわらず、なぜか滋賀県警は被害届の受理をせず、捜査をしないというが、なぜだろう?

担当者は違和感を覚えないのだろうか?いや、おかしいと思っても、受理しないのが仕事だと思っているのかな?

そして、このニュースの一文Web魚拓によるキャッシュにも考えさせられた。

いじめたとされる生徒の母親は、昨年十一月にあった保護者会で「アンケートは周りの目撃情報を基に全く関係ない人間が推測で書いた」と主張。訴訟では、いじめたとされる生徒三人の保護者はいずれも「いじめはなかった」として、市と同様に請求棄却を求めている。

つまり、いじめではなく、勝手に自殺したと言っているのだ。
はたして、いじめた張本人はもちろん、この母親は、本心からそう思っているのだろうか?

教育委員会、警察、加害者…本心は、どこに?

Posted by ろん