3530 モンドセレクション
「モンドセレクション」…といえば、僕らの世代では、ギンビスアスパラガスあたりを思い出すが、もうちょっと前の世代だと、日清製菓のバターココナツあたりだろうか?
最近、ますます目にする機会が増えてきた、このモンドセレクション。
この前も、コンビニの前で見掛けた。
取り急ぎ、お手軽にWikipediaにっよると、これは、賞というより認証らしい。
だから、このモンドセレクションは、認証してもらうエントリーの際、納付する審査料が必要になるのだ。
審査料は1製品につき1,100ユーロ、3製品以上だと、ボリュームディスカウントなのか、3製品目からは1製品につき1,000ユーロだという。
日本円にすると10万円程度ということになる。
つまり、ある一定以上の条件を満たせば、賞が与えられる。獲得した点数で与えられる賞が決まる。注意したいのは、これは順位ではないということだ。
- 100点満点の90点以上で特別(最高)金賞(グランドゴールドメダル)
- 80点以上で金賞(ゴールドメダル)
- 70点以上で銀賞(シルバーメダル)
- 60点以上で銅賞(ブロンズメダル)
だから、同じ年に、いくつもの“金賞”が出現することになる。
よく企業のサイトなどで、品質マネジメントシステム「ISO9001」や環境マネジメントシステム「ISO14001」を取得したという表示を見掛けるが、考え方はそれに近いのかも。
それぞれの認証で求められている条件を満たしているか、第三者によって審査が行われるため、客観的な指標となるものだ。
もし、モンドセレクションが、“賞”と言わずに、ISOのような“認証”と表現していたら、けっして、日本でここまで認知はされなかっただろう。
ただ、審査を受けている商品を出品している国の8割近くがアジアからのもので、さらに、そのうちかなりの割合を日本が占めているとなると、「うーん」と思ってしまう。
モンドセレクションの公式日本語サイトもあるのもうなずける。
けれど、モンドセレクションを取得すると、売上に相応の効果もあるというのだから、まぁ、それこそ第三者が、つべこべ言う筋合いはないのかもしれない。