3528 王子のあじさいと上野
雨の週末。
先週も行ったばかりの王子に行って、今が見頃のあじさいを見てきた。
あじさいは、飛鳥山の麓と京浜東北線をはじめとする線路の間の遊歩道沿いに咲いている。
その線路と道の間の細い土地に、ひどく焼け焦げた住宅が並んでいた。
今年1月に僕も巻き込まれたダイヤの乱れのきっかけとなった火災があったところだ。
なんらかの理由があって、取り壊すことができないのだろう。
倒壊の危険を知らせる注意書きが物々しい。
遊歩道は狭いので、実際に倒壊してきたら、あまり逃げ場がない。
色とりどりのあじさいが見事。
青い系統のあじさいが多かったような気がするが、 さまざまな色や形のあじさいが楽しめる。
目の前を、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、東北・秋田・山形・上越・長野の各新幹線がひっきりなしに走り、そっちも楽しめる。
王子駅から京浜東北線に乗って、上野へ。
ルドゥーテの「バラ図譜」展を見学に行ってきた。
ルドゥーテは、以前も別の展覧会でも見学したので、ルドゥーテの詳細については、そちらに譲るが、繊細な版画は何度見ても“驚愕する”と言っても過言ではないほど。
解説もあったが、もうちょっといろいろと教えてくれると、もっと楽しめるんだけど。
見学が終わって、昼食を求めて、美術館から外に出た。
来るときまでは曇っていたが、外は細かな雨が降っていた。
今週末は、ずっとこんな感じの天気だろうか。
西郷隆盛像も雨に濡れていた。
ちょうど像の目の前が工事中で、真正面からは見えづらい。
昼食のあとの帰る途中に見掛けた、不忍池もなんだか湿っぽい感じ。
雨に濡れないよう地下に降りたら、京成上野駅と地下鉄上野駅を結ぶ通路を歩くことになった。
初めて歩いた。
あいにくの天気だったが、意外と歩くことができた土曜日だった。