3527 総選挙するということは…
消費増税を含む社会保障と税の一体改革関連法案をめぐる与野党協議で、与党民主党と野党自民党が合意し、いよいよ消費税率引き上げが現実味を帯びてきた。
増税の前に、歳出削減などでやるべきことがあるという意見も理解できるが、やはり消費税引き上げの必要もある。
これはあくまで僕の予想なのだけど、歳出削減によって捻出できる金額はどう頑張っても、実はかなり小さいのではないか。
減らされる側は確実に抵抗するから、その説得や調整に、相当手間が掛かる。
であれば、一気に歳入を増やす手法を取る方が、“手っ取り早い”わけで、消費増税に向かうのは、現状としては、やむを得ないと個人的には思っている。
こうして、消費増税を巡り、マニフェストの問題とも絡んで、解散総選挙を求める声が、ますます強くなっていくわけだけど…。
いま日本の抱える問題は山積しているのに、それらの解決に向けて、ちっとも前に進んでないような気がする。
で、この閉塞状況を打開すべく、解散総選挙を!…ということになるのだろうけど、これで解決に向かうのだろうか?
「誰を選んだらいいか?」という問題は、選挙のたびに感じてきたことだったが、解散総選挙を求める人たちって、ちゃんと考えがあるのだろうか?
おそらく、次回の選挙では、誰を選んだらいいのか?かなりの国民が途方に暮れてしまうのではないか?と思うのだけど、どうだろう。
次の総選挙で、日本人が試される…といっても過言ではない。
だから、もし次の総選挙の結果、また何も変わらなかったら…われわれ日本人は、その致命的な事実にどう向き合えばいいのだろう?