3502 大塚から小石川あたりを歩く
期間設定のあるコースで、約2週間開催されているが、スタート時には、行列ができるほどの参加者がいた。
エントリーを済まして出発。
いつものように、指定のコースを参考にしながらも、これまで歩いたことのない道を歩く。
南大塚公園の片隅に、都電の保存車両があった。
ちゃんと屋根付きで、保存されているのはいいのだけど、金網が車両に近づきすぎていて車両がよく見えない上に、あまり状態もよくなかった。
まるでカゴの中に囚われているような…
今日は、とてもいい天気で、暑いくらい。でも、湿度が低いせいか、それほど暑くて大変という感じはしなかった。
あちこちで見掛けた薔薇が綺麗だった。
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住宅街を歩いて行くと、鉢植えの枯れ木に、「これでもか」というくらいのキーホルダーがぶら下がっていた。
しかも、多くが、日本各地の観光地のものばかり。
伊勢神宮、金閣寺、成田山、浅草雷門、白樺湖…など。
こういう飾り方もおもしろい。
大塚窪町公園という公園の脇を通り過ぎようとしたら、ちょっと気になるものが…。
コンクリート製の門と遊具(滑り台)を兼ねたもののようだ。王冠のような意匠が印象的。
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けっこう古い(戦前)のではないかと思って、かえってきてから調べたら、戦後に作られた公園だと分かって、予想が外れて、ちょっと残念。
公園に面したマンションも印象的。さまざまなパイプに加えて、謎のアルミ棒が取り付けられ、やたらと縦のラインが強調されていた。
印象的といえば、個性的な彫刻も多く見掛けた。
評価は分かれるかも…。
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地下鉄丸ノ内線、茗荷谷駅 前へ。
ふだん丸ノ内線を利用するときは乗ったままこの駅に降りることはないので、上からのアングルは新鮮。
向かったのは、「しばられ地蔵尊」のある、林泉寺。
「しばられ地蔵」…どうも、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、以前見に行ったことがあった。
解説文を読んでみたら、やはり関連するようだが、詳細までは分からなかった。
お昼になったので、食料を調達の上、コースにある、小石川植物園に行って、そこで食べることにした。
小石川植物園は、かなり久しぶり。
以前と変わらず、入園券は植物園ではなく、門の前の、たばこ屋(雑貨屋)で買うことになっている。
わざわざ、「無料 割引 ありません」と書くあたり、相当、尋ねられるのだろう。
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植物園に入り、座るところ を探したが見つからず、紙を敷いて地面に座って食べた。
ベンチが全然ないなと思っていたら、どうやらベンチの少ない場所を歩いていたようだった。
植物園は、想像以上に広大で、起伏もあった。
高低差もうまく取り入れていることで、変化のある植物園になっている。
場所によっては、外国の公園墓地のようにすてきな感じになってるところも。
もちろん、研究のための施設であるから、分類標本園や薬草などを育てる薬園保存園などもある。
問題ないのかどうか分からないが、植えてある植物の名前を示す看板の下には、脇から入り込んできたドクダミのような葉がいっぱいで、肝心の植物が見つからないところが多かった。
歴史ある場所なので、幕府直轄の小石川療養所で使われていた井戸や、ニュートンが万有引力を発見したといういわれのあるリンゴの木など、見どころは多かった。
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また、小石川療養所を歩いても楽しそう。
駅からハイキングの期間限定コースは、きちんとゴールしないといけないので、急いで、ゴールのある大塚駅に戻った。
やはり暑さのせいもか、歩いた距離の割には、いつもより、くたびれた感じがした。