3455 天体望遠鏡購入顛末記

龍的天文台(宇宙の話題)

僕が小さい ころ、 なりたかったのは、電車の運転士と、天文学者だった。

小学生のころ、サンタクロースからもらった天体望遠鏡で、月や惑星を見ていたが、いつしか、あまり見なくなってしまった。

それでも、宇宙に対する思いは、他の人よりも高かったと思う。

先日の皆既月食で、久しぶりに望遠鏡で夜空を眺めたら、もっとしっかりと見たくなった。

やはり、僕には望遠鏡が必要だ!という結論に。

で、どんな望遠鏡を買えばよいのだろう?

これまで宇宙に興味があって望遠鏡を持っていたとはいえ、まったくの初心者といってもいい。

初心者が使いやすい望遠鏡といえば、屈折式と相場は決まっているし、このサイトで、初心者に適した望遠鏡が紹介されていたので、これに決めようと半分気持ちが固まっていた。約4万円という値段も、まずまずと思った。

しかし、ここでおじゃこからの忠告が・・・。

「望遠鏡は、本当に使うの?」

持っていた望遠鏡自体の性能がよくなかったし、古さゆえの使い勝手が悪いというせいもあったものの、月食が起きるまで、長らく望遠鏡を使ってこなかったことは事実だ。

であれば、すぐに取り出せ、使い勝手がよい、できるだけ小さい望遠鏡を探してみる。

ミニボーグ 45ED2 天体セット

入門向けおすすめというこのセットにした。値段は5万円で、必要なオプションを買うと6万円程度になっていしまい、当初考えていたよりも大きくなってしまうが、ちゃんと使うのであれば、むしろいいかも。

これなら小さくて準備も簡単だし、旅行にだって持って行ける。

東京ではなかなか見られない星空を、旅先で見るのもいいじゃないか。

ほとんど、この機種に決め掛けていた。

しかし、インターネットでは、初心者の使用感が見つからなかったので、専門店に足を運び、どの程度星が見えるかを尋ねてみたところ、開口一番…

「見えませんよ」

いくらいいレンズを使っていても、この4.5cmという口径(レンズの大きさ)では、やはり小さすぎるのだ。

サンタクロースからもらった望遠鏡ですら6cmあったのだし。

天体望遠鏡としてよりも、望遠レンズのようにカメラに取り付けてカワセミなどを撮るのに適しているようだ。

天体がちゃんと見える望遠鏡では、新たに買う意味がない。

で、今度は、できるだけ大きい口径を持ちながらも、小さめの望遠鏡を探す。

すると、この機種が候補に挙がった。

口径9.5cmで、本体価格も4万円を切っていた。安い。

Vixen 天体望遠鏡 ミニポルタ VMC95L

これに決めようと思ったが・・・

インターネットで調べてみると、本当かどうかわからないが「このメーカーにしては珍しく見えない」といったような、かなりネガティブな意見ばかりだった。

実際、この機種の特性上、それなりに問題があることがわかった。

そうなると、また迷う。

初心に返り、初心者に評判の高い望遠鏡が1機種見つかった。これにしようと考えて、お店で実物を見てみたら・・・。

Vixen 天体望遠鏡 PORTAII A80Mf

「長い!」

見た瞬間、すぐに気になったのは長さだった。

仕様を見ると80cmを超えていた。

いま持っている望遠鏡が70cmでこれでも長いと思っていたのだから、

最初に候補に考えていた望遠鏡は1mもあり、これでは、ベランダでの観測はちょっと難しい。

困った・・・。

さらに、いくつもの候補が浮かんでは消えた。

鏡筒が短めでも、それなりに口径があって、“見える”望遠鏡はないものか?

12cmもあるこれなんかは、どうだろう!?

と思ったが、年とでの評価がイマイチだった。

そして、最終的に残ったのが、この機種だった。

Vixen天体望遠鏡 PORTAII ED80Sf

インターネットでの評価は悪くない。

これまで検討してきた望遠鏡と、この望遠鏡を比較したコメントを、インターネットで調べてみた。

ED80Sf vs SE120L
ED80Sf vs VMC95L
ED80Sf vs A80Mf

いずれも、ED80Sfの評価は決して悪くないし、自分の用途にも合っているようだ。

しかし、値段が高い・・・。

でも、一生ものだと思えば・・・ということで、この機種に決定!!

昨日の昼前に注文して、今日の午前中に到着。早すぎるぞ、アマゾン。

到着した段ボールを見て、ちょっとビックリ。

箱の大きさが想像以上だったのだ。

開梱してみると、梱包材や隙間を埋める段ボールが多く、内容量はそれほど大きくなかった。

でも、けっこう大きい。望遠鏡の収納ケースは、しっかりとした立派なものだった。

組み立ててみたのが、こちら!

さっそく、何かをみてみようと思ったが、今日の東京は、あいにくの雨。

楽しみはお預けということで。

Posted by ろん