3406 箱根駅伝のゴールを見に行く
第88回箱根駅伝の往路は、東洋大学が今年も素晴らしい走りを見せてくれた。
そして、今日の復路も、大会新記録も狙えるのではないかという感じので、テレビを見ているだけでは飽き足らなくなってきた。
…ということで、ほとんど思いつきだったが、大手町駅までやってきた。
どうやって行こうかと思ったら、改札口に手書きの案内があって助かった。
しかし、駅構内放送で…
「混雑のため、E1、E2出口は、閉鎖しています」
という、無情なアナウンスが…。
地下通路は、適当な出口が見つからず、右往左往する人たちでいっぱいだった。
とりあえず、近くの階段を上がって外に出てみることにした。
交差点のはるか向こうにテレビでおなじみの光景が見えた。ゴール地点はすぐそこだ。
横断歩道を渡り、あとちょっとでゴール付近…というところで、これ以上、先へは行けないという状況に…
仕方なく、ビルの裏側を通って、脇からゴールに近づいてみる。
すると、わずかにコースが見える場所を確保することができた。
またこの場所がよかったのは、テレビの実況中継も見られるということだった。
そして、ついにゴール!
…って、ほとんど見えない…。わずかに、ものすごい勢いで通過する選手の姿が…
写真では捉えることができず…
結局、ゴールの瞬間は、テレビの中継を見て確認するしかなかった。
けれど、ゴールの熱気のようなものは、すごく伝わってくる。
コース沿道には何重のも人だかりができ、みんな、選手の姿と一目でも見ようと、ちょっとでも高いところがあれば、それを見つけて上がっていた。
1位の選手が通過すると、わずかではあるが空いてきたので、できるだけコースに近いところまでやってきた。
走り抜ける選手たちを直接見ることができた。
選手や監督、コーチといった関係者の次に、大変なのは、警備員の人たちかもしれない。
警備員たちが、しゃがんで道をふさいでいた。何してるんだろうと思って見ていたら…
たったいま走ってきたばかりの選手が通っていった。
思わず、拍手で選手を出迎えてしまった。
「おつかれさまー!」
観戦するなら、やっぱりテレビのほうが確実…と思ったが、一回くらいは現地で観戦するというのも悪くない。