3370 水上バスで日本橋から両国へ

街歩き

先日、地下鉄の駅で、パンフレットを見つけた。

「舟めぐりまち歩き」とあって、日本橋川や隅田川を運行する水上バスの時刻表が載っていた。

以前も、同様の企画に参加しようとしたものの大混雑で断念したことがあったので、そのリベンジという思いもあった。

日本橋は、じっくり見ると、見どころがいろいろある。

舟めぐりまち歩きの幟の立つ、日本橋の脇に船着き場があった。

以前のようなことがあるのではないかと心配になったが、出航の10分くらい前になっても、それほど人は集まっていなかったので、ちょっと安心。

そういえば、以前参加しようとした企画では無料だったが、今回のは1乗船あたり500円だったので、混雑の差はそんなところも影響しているのかもしれない。

12時20分発の船に、いよいよ乗り込む。

料金は乗船直前に支払う。

…と、そこで事件は起こった!

日本橋とダミーを一緒に写真を撮ろうとしたら…

足が分解してしまった!

部品が川に落ちそうになったが、かろうじて拾うことができた。

船は定員70人程度あり、客室とオーブンスペースに分かれていた。オープンスペースといっても、アクリル製の屋根が付いているので、雨でも濡れる心配はなさそう。

いよいよ出航。

日本橋の下流側に船着き場があるので、日本橋をくぐらなかったのは残念。

日本橋をはじめ、日本橋川は、首都高速の高架に覆われていて、決して美しい景色ではない。

どちらかというと醜い。

それでもふだん見慣れない景色を見るのは、本当に楽しい。

東京証券取引所も川から見たのは、もちろん初めて。

薄暗い日本橋川を抜けると、明るく開けた隅田川に出た。

ここで進路を北に変え、上流方向に船は進んでいく。

隅田川は、水上バスの本数があるし、以前も乗ったことがあるので、新鮮さはそれほどないけど、見慣れない景色は、やっぱり楽しい。

船のガイドさんが、清洲橋と東京スカイツリーが揃った風景が見どころと案内していたけれど、船の進行方向が邪魔をしてよく見えなかった。

せっかくならば、船の向きをほんのちょっと横にしてくれればいいのに。

新大橋も下から見上げる。

総武線の黄色い電車が見えてくると、この船の終点、両国に到着。東京スカイツリーが見えるとつい写真を撮りたくなる。

12時55分の定刻より、若干早めに、両国の船着き場に着いた。

両国と言えば、相撲。

相撲と言えば、ちゃんこ。

…ということで、ちょうどお昼ということで、ちゃんこを食べに、お店がある両国駅の方向に向かった。

途中で、何が出てくるか分からない60円の自販機があった。

たしかに安いけど、何が出てくるか分からないというのは、ちょっと不安…

さらにその近くに、

こちらは!!50えん

という自販機が…

街全体が、相撲に関連したイラストや像などがあって、おもしろい。

ただ、残念だったのは、いくつか回ったちゃんこ屋での、お店の応対だった。

どの店も満席という盛況ぶり。

混んでいては入れないのは仕方がないにしても、なんだか応対が、かなり雑なのだ。

結局は入れた店は、チェーン店だった。

その店は、従業員がみんな外国人で、日本語自体がたどたどしい。

出てきた小鉢が、レタスの端切れと玉子というのはどうだろう。

ランチのちゃんこが、美味しかったのはせめてもの救いだったけど。

店の入口に貼られていた番付表を見て、力士が外国人だらけになっていることをあらためて実感。

外国人ばかりの店員のいるちゃんこ屋に、外国人ばかりの大相撲…。

いろんなことを考えさせられたランチだった。

Posted by ろん