3358 奥多摩むかし道を歩く
奥多摩に行ってきた。
きっかけは、おなじみの「駅からハイキング」。先日、恵比寿と六本木を歩いたのと同じように、指定された期間に開催されているもので、以前からおじゃこが行きたがっていた。
本当は先週行こうと思ったが、週末、雨が降り断念。
今週も、また雨の予報だったので、今週も無理かと思ったら、日曜日の予報は外れそうだったから、急遽出掛けることに。
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駅前の観光案内所で、駅からハイキングの手続きと、むかい道への入口までの地図などをもらう。
かつての青梅街道だった、“奥多摩むかし道”をたどる、約10kmの道のり。
むかい道への入口は、ちょっとわかりにくかったが、地図おかげですぐに分かった。
日があまり出ていないおかげで、とても歩きやすかった。
ふと、何かを横切った。
なんだう?と思ったら、これが、奥多摩で有名な?廃線跡である水根貨物線だと分かった。
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せっかく、しっかり路盤も残っているのだったら、トロッコ列車でも走らせればいいのに…ぞれが無理なら、遊歩道にしてくれたら、楽しかろうに…
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中高年ハイカーの一団がトイレ待ちしているようだ。
ほとんど、誰ともすれ違わないし、同じ道を歩く人もいないと思ったら、ものすごい人たちの姿が…
さらに行くと、かなり高い位置を水根貨物線が通っていた。
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凱旋記念…と書かれた碑には、日露戦争の文字がしっかりと読めた。
水根貨物線の下を、資材などを運搬するために使われる私有リフトが通ってて、すごく気になる。乗ってみたい…。
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「耳神様」もそのひとつで、耳に病気を患った場合、穴の空いた小石を見つけて、耳神様に供えて、御利益を祈ったという。
むかし道には、民間信仰を知ることのできるものがいくつも残されている。
吊り橋に遭遇。
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5人以上で渡らないようにという注意書き。
吊り橋に上に何人乗っているのかを確認して、ゆっくりと渡ってみる。
橋の上で、やたらと虫みたいなものが飛んでいると思ったら、テントウムシだった。
でも、これは、単なる序章だってことには、この時点では気づくはずもなかった…
下を流れる多摩川の水は、ちょっと独特の色をしている。わずかに紅葉も見られたが、まだまだって感じ。
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ちなみに、この吊り橋は、今回歩くむかし道のコースではないので、渡ったらまた戻る。
さらに、歩いて、ようやく奥多摩湖を見渡せるところまでやってきた。
これまでそんなに急なアップダウンはなかったが、最後の最後、ここにやってくるところで、かなり急な登り坂で、すっかりくたびれてしまった。
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このあたりまで来ると、テントウムシの発生は、ただならぬものであることを実感…。
テントウムシの1匹1匹は、むしろかわいらしさすら感じるのに、いっぱいになるとかなり怖い。
テントウムシが集まっているところ、お気に入り?のところは、決まってる感じだった。
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今回の目的地である奥多摩水と緑のふれあい館に到着!
歩行距離は、約10km。
目と鼻の先が、奥多摩湖(小河内ダム)。
ここでも、テントウムシの異常発生に遭遇。
いったい何が起きているのか…インターネットで検索しても、有益な情報はほとんどヒットしない…。なぜか…。
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ナミテントウのようだ。とにかく、文字通り、足の踏み場もないほどの、テントウムシの数…。
約3時間かけて歩いてきたところをバス15分程度で行ってしまう。
ふたたび、奥多摩駅へ。
奥多摩駅から、徒歩10分弱のところにある、温泉施設「もえぎの湯」に向かう。
その途中、数十人の“中高年ハイカー”が、黙々と、もえきの湯に向かっていたので、急いでその集団を追い越した。
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しかし、結局、もえきの湯で彼らを見かけることはなかった。いったいどこに向かったのだろう…
帰りも、ホリデー快速おくたま号で。
すっかりくたびれていて寝てしまうかと思いきや、途中駅からの乗客があまりにうるさくて、まったく寝ることはなかった。
ちょっと駆け足だった感じの1日だったが、天気と気温に恵まれ、楽しく歩くことができた。
それにしても、あの、テントウムシはいったい…