3357 エレベータ新設工事
よく利用する駅で、エレベータの新設工事が行われている。
始まったのはいまから半年以上前。
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いつくらいに完成するんだろうと思って掲げられていた案内を見てみたら、なんと1年先だったことがビックリ。
このエレベータ、以前から設置は決まっていたものの、なかなか着手されなかった。
ある話によれば、どうやら工事の進め方で、地元と揉めたらしいのだ。
出入口のひとつを閉鎖して、エレベータ新設工事を行おうとしたところ、地元の反対にあった…らしい。実際、区議会議員も反対運動をした…みたいな“活動報告”をしていたのを見たことがある。
おそらく、出入口を閉鎖しないで工事を進めるために期間が延びたということは、容易に想像できる。
というのも、駅構内に影響を及ぼさないようにするためか、人や車の進路を変え地上の歩道と道路を大きく塞ぐようにして、工事場所を確保しているのがよく分かるからだ。
そのために、警備員数名が24時間現場で監視や誘導をするなかで、工事が行われている。
これを見て、ちょっと複雑な気分になった。
もし、出入口を閉鎖して一気に工事を進めたら、かなり早く工事が完了するだろう。
もちろん、その分費用も抑えられるはずだ。
抑えた分のお金を、もっと別のことに使えたんじゃないか? 反対運動をした議員はそういうことも考えたのだろうか?
みんなが、ちょっと遠回りすれば、より短い期間で完成したであろうに…。
こんな工事のやり方で、いったい得られるものは何なのだろう?