3327 半年という区切り(震災184日目)
震災から、半年。
でも、そういった“区切り”や“節目”というのは、特に意味を持たない…なんて聞いたことがある。
何となくわかるような気がする。
ある程度、落ち着けばまた違うのだろうが、まだまだ問題が山積している状態では、区切りで振り返って考えるなんて余裕すらないのかもしれない。
まさに現在進行形なのだから…。
起きている問題を客観視できるほどの余裕が出て、将来の展望が見えてこない限り、区切ったところで意味がないというのが、偽ざる気持ちなのかもしれない。
ここ2、3ヶ月、新聞を見るとき、一番最初にチェックしていたのが、被災者数欄だった。
行方不明者が減る一方、死亡者数が増えていった。
ただ行方不明者数の減るペースは、死亡者数を上回っていたので、この調子で少しでも被害が小さくなることを祈っていた。
合計数は、日に日に減っていった。
9月9日朝刊 |
半年となる11日を前に、なんとか2万人を切ってほしいと願っていた。
そして、昨日…
9月10日朝刊 |
奇しくも、震災半年となる直前に、ようやく2万人という大台を割り込んだ。
これも単なる区切りであり、当事者にしてみたら、何の関係もない数字かもしれないけれど。
お願いだから、もうこれ以上、死者の数を増やさず、行方不明者だけが減ってくれることを祈っている。