東急ステンレスカーのあゆみ/荻原 俊夫

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東急ステンレスカーのあゆみ (キャンブックス) 東急ステンレスカーのあゆみ (キャンブックス)
荻原 俊夫

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東急は昔から、なんとなく、おしゃれな感じの、どこか特別な雰囲気のする鉄道会社だった。

それを最も印象づけたのは、銀色に輝くステンレスカーが数多く走っているということだったと思う。


8500系

2000系

3000系

8090系

いまのように、東急以外でもステンレスカーがあちこちで走っているのは、ステンレスカーを日本で最初に作り上げた、東急車輛製造の功績だ。

  • 半永久的に腐蝕やその影響による強度劣化がない
  • 塗装不要のため保守費が低減できる
  • 外板の清掃が簡単

ステンレスには、こうしたメリットが多い一方で、加工しにくいという大きな問題があった。

この問題を解決したバッド社というアメリカの会社と東急車輛製造は提携し、技術を積み重ねていくことになる。

車両の一部に、提携技術で製造されたことを示す記述が見られる。

1958年(昭和33年)日本初のステンレスカー5200系、1962年(昭和37年)にやはり日本初となったオールステンレスカー7000系がデビュー。1989年(平成元年)には、東急も鉄道線全車両がステンレスカーで統一されたそうだ。

ちなみに、技術提携したバッド社は、その後、鉄道車輌製造事業から撤退してしまったそうだ。

あくまで好みの問題だけど、、東急の車輌は、8500系がもっとも均整の取れた顔立ちで一番好きな車両だ。時代を経るごとに好みにタイプから外れていっているような気がするのは、なぜだろう?

歴代のステンレスカーの詳細なデータと写真を網羅した、東急ファン必携の一冊。

Posted by ろん