3065 手続きが煩雑な理由(わけ)

物思いに耽る(雑感)

ときどき会社が加入している健康保険組合のイベントに参加するのだが、いつも思うことがある。

それは、申し込み手続きの煩雑さだ。

申し込みには、決められた書類に署名捺印が必須で、しかも会社の健保組合担当者の印を押して、さらにそのの原本を組合に送付しなければ受理されないのだ。

だから、今回のように、イベントに参加しようと思ったら、まず所定の書類を印刷し、その書類に署名捺印、さらに組合担当者にその書類を送り、印鑑を押してもらって、そこから組合に書類を送付するという流れを辿る必要がある。ファックスは認められず、原本でなければならないそうだ。

この“意味のなさ”はどうだ?

この申し込みによって、誰かが不利益を被ったり、不正受給するといったものであれば、チェックは必要かもしれない。

しかし、どんなイベントでも、申し込み手続きは全く同じなのだ。今回のような、ウォーキング大会参加で、いったいどんな不正を恐れているのだろう?

また手続きが、申込者の意志によって申し込むのだということを確認するのならば、まだ意味はあると思う。でも、捺印は三文判でも何でもよくて、署名だって極端なことをいえば誰が書いても受理されるということを見ればわかるように、実際はなんのチェックもしていない。

結局、書類さえ整っていればいいのだ。書類を揃えることが目的になってしまっている。

あえて手続きを煩雑にすることで、申し込み人数を減らしている…それが本当の理由かもしれない。

Posted by ろん