3015 ストックホルム地下鉄
ストックホルム地下鉄のまとめ。
【概要】
ストックホルム地下鉄は、北欧初の地下鉄だそうで、現在でも北欧では最も長い路線網を持っている。
Röda linjen(レッドライン)、Gröna linjen(グリーンライン)、Blå linjen(ブルーライン)の3路線ある。 すべての路線は、T-Centralen(ストックホルム中央駅)を経由し、路線によっては分岐して郊外に向かっている。郊外に出ると地上を走るのは、どこの地下鉄も同じだ。
東京の地下鉄と違ってラインカラーはあるものの、車両の色までは合っていない…というより、青で統一されているし、車両もおそらくすべて同一だ。
今回利用したのは、主にしない中心部付近のオレンジで囲った駅。
切符はすべてICカードになっていて、自動改札機ではかざすだけで通り抜けることができる。
【駅のデザイン】
地下鉄の各駅がそれぞれ異なるテーマでデザインがされているという話を聞いていたので、かなり楽しみにしていた。
・Ostermalmstorg駅(エステルマルム)
音楽関係の施設があるせいか、歌う人の姿や楽譜や音符などの絵が壁一面に描かれていた。インパクトという面では、イマイチ感はあるけど、どんな絵が描かれているか見るのは楽しい。
・Hötorget駅(ヒュートリエット)
天井に稲妻のような光の筋が不規則に光っている。これのテーマってなんだろう?そういえば、東京都営地下鉄大江戸線の飯田橋駅も似たような感じの天井だったんじゃないかと思いだした。
・T-Centralen駅(ストックホルム中央駅)
ここが真打ち。もっとも期待したところ。
事前にガイドブックなどで見た通りの光景に息をのむ。
地下鉄の車両の色にも合ってる。
天井全体に、このような装飾がなされていると聞いていたので、かなり期待していたのだけど、実際には、大部分で網のようなものが掛けられていて、見ることができないようになってしまっていた。理由はよくわからないが、崩落防止か?
これはとても残念だった。
【施設関連】
・案内表示
グリーンラインとレッドラインが併走するガムラスタン駅にて。
日本の地下鉄と違うのは、○時○○分発という表記ではなく、残り○分で次の電車がくるという表記になっているということだ。写真の例では、17(駅番号) Akehov(駅行き) 1min(分後) という意味。下をスクロールする表示も同様に、残り何分で目的の電車がやってくるのか?という表記になっている。
次にくる電車の時間(時刻)を見るということに慣れてしまっているが、よく考えると、いちいち現在の時刻と比較しなくてもいい、こちらの方が合理的かもしれない。
・複々線
スルッセン駅からストックホルム中央駅までの間は、グリーンラインとレッドラインが併走し複々線となる。方向別複々線となっていて乗り換えは便利。
写真はガムラスタン駅に到着するグリーンラインの車内から撮ったもの。
・ワンマン運転
運転士がドア操作もする。ホームがカーブしているようなところは監視用モニタが複数台用意されている。
・旧型車両
ほとんど見かけることがないが、ときどき旧型の車両が混じってやってくる。
残念ながら今回は乗車する機械がなかった。
・連結
すべての列車が、3輌編成×3本連結されており、1列車は9輌となっている。9輌と言っても1輌が短いので実際にはあまり長くない。