2987 トイレと下半身の神様
今日泊まる旅館のチェックイン開始まで、ちょっと時間があったので、ガイドブックに載っていた、明徳寺というところに、行ってくることにした。ここは、かなり珍しい、トイレの神様だというのだ。
駐車場に車を置き、坂を上がっていくと、明徳寺の境内に入る。
見たところ、ごくごく普通のお寺で、これといって変わったところが見つからない。
こんなもんなのかな?と、よく見ると、順路→ という貼り紙を見つける。どうやらこれに沿って参観するらしい。
最後に見たものは…「おさすり」「おまたぎ」と書かれた場所。ちなみに、本物のトイレは、その奥なので間違えないように。
このお寺は、トイレから派生して、下半身にも御利益があるということで、ここには、男性器と女性器を模した置物が多数…。なかなかリアルなので、ここでの紹介は割愛させてもらおう。
「おさすり」は、ご想像通りのことで。さすればさすった対象に御利益がある。「おまたぎ」は、和式トイレのような溝を跨いでお参りすると、下の世話にならずに済むという。お賽銭箱を兼ねているのか、この溝のところにたくさんの小銭が入っていた。
ふたたび外に出てくる。
何気なく見目に入った、石の置物が、やはり例の“モノ”だということを理解するには時間が掛からなかった。
その後ろには、お守りやお札とともに、多数のパンツが売られているのは、とてもユニーク。
世の中には、いろんな神様がいるものだ。悩みや苦しみがあれば、それを救う神様がいて当然か…。お参りしながら、いろいろと考えさせられた。