2984 ラッシュの通勤電車にて
駅に着いて、目の前の座席が空いた。
「チャンス!」と思って座ろうとした瞬間…もう一人の男性もその空いた席めがけて座ろうとしてきた。
行動を起こしたのがほぼ同時だったようで、腰のあたりが軽くぶつかってしまった。
しかし、タッチの差で相手の方が早く、プチフルーツバスケットは負けてしまったのだ。
このプチフルーツバスケットは、通勤電車のあちこちで開催されているが、多くの場合、敗者はその場から多少離れる場合が多い。
まるでこれが不文律のような感じ。
そこで?、僕はあえてその場に立ち尽くしてみた。その場を離れるのは、負けを意味するような気がしたからだ。
自分でもあまりに下らない意地だなぁ…と思った。
そんなとき、もう最後の1編成となってしまって、滅多に見ることのできない中央線201系を見ることができた。
写真じゃよく見えないけど |
こういうことがあると、運命とかチャンスとか、突然やってくるものなのだということがよくわかる。