2961 目黒美術館

博物館・展覧会,芸術・デザイン

ぐるっとパス2010で出掛ける美術館、博物館めぐりも、いよいよ大詰め。

今日は、目黒美術館公式サイトに行ってきた。

企画展「エミール・ガレの生きた時代Web魚拓を見学。

美術に関する知識の蓄積は、非常に微々たるもので、なかなか覚えることができないし、時代背景とか人の名前などもすぐに忘れてしまう。

エミール・ガレという名前は、今日のこの企画展を見学するまで、記憶になかった。いや、本当はこれまでにも何度となく目にしてきたはずなのだが…

彼は、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家であり、芸術の歴史を考える上では欠かすことのできない人物なのだ。

花器や花瓶など、丁寧な仕事ぶりが伝わってきた。ジャポニズムの影響を受けたとされる作品は、なるほど、いわれるまでもなく“日本らしさ”みたいなものを感じる。

展示の中で、「本来は10個ですが都合により9個のみの展示となります」といった感じの表示のある展示があった。

「都合って何だろう?」

と思っていたが、先ほど、たまたま見つけた記事ウェブ魚拓によれば…

 東京都の目黒区美術館で開催しているフランスのガラス工芸家エミール・ガレの展覧会で展示予定だったグラス1個が、梱包作業中に破損し展示されていなかったことが19日、分かった。グラスは10個セットで、9個だけ展示したが、会場で破損についての説明表示もしていなかった。同美術館は「運搬業者の不手際で破損した。20日から表示する」としている。

という理由があったのか…。でも、都合っていうのも変だな。正しく破損と書くべきだろう。

興味深い作品の展示が多かったものの、解説の文字が小さく、ちょっと読みづらかったのは残念だった。