2944 展示会の謎
クラウドコンビューティングEXPOという展示会を見学するために、東京ビッグサイトに行ってきた。
同時開催の展示会が多数あるせいか、やたらと会場は広く、来場客の数もすごい。
会場内は撮影禁止ということで、会場内の写真はないが、まっすぐに歩くことができない、人でごった返している。
しかも、行く手には、各企業の説明員が、名刺欲しさに次々と集まってくる。ノベルティや暑い会場内で欲しくなるミネラルウォーターなどを餌にして…まぁ、彼らも仕事だから仕方がないが、以前よりもゆっくり観られなくなってきた気がする。
展示会で、以前から気になっていたことがある。
それは、入場券(招待券)が、あちこちでばらまかれているにもかかわらず、たいてい当日券が販売され、しかもそれがビックリするくらい高いのだ。
何のために設定しているのだろう?…と、会社用のtwitterでつぶやいてみたところ、「招待券は業界内の人にだけ配られるのでは?」という、言われてみれば、至極もっともなコメントを戴いた。
なるほど!そうか、わかった。あえて当日券に法外な値段を付けることで、“冷やかし客”を閉め出そうという目論見だ。
それを裏付けるような記述を主催者のサイトに見つけた。
製品購入権限をもつバイヤーを圧倒的に多く集めます。
来場者数の水増しをせず、正直に発表します。
日本だけでなく海外からも圧倒的多数の出展社を集めます。
出展社が儲かる見本市を創ります。
必ず見本市を成功に導きます。
この1番目の項目がポイントだろう…おそらく。
この記事を書くにあたって、いろいろ調べていたら、さらに気になることが出てきた。
公式サイト(Web魚拓)に…
第3回…と書かれている。今回の展示会は、たしか初めての開催だと聞いていたのに…と思いながら、今日の入場者証を見てみる。
やはり…
第1回…と書かれている。おかしいな…と思って、よくサイトを確かめてみると、開催日が2011年5月ということで、もう次回開催分にサイトが更新されていたのだ。
なるほど!…ってあれ?
第2回は?
さらにサイトをよく見てみたら、どうやら11月に、第2回があるらしい。でも、なぜかドメインも分けて、別イベントのような扱いだ。
この展示会には、妙な謎に満ちている。