2912 新宿歴史博物館(ぐるっとパス2010)

博物館・展覧会,歴史・地理

今日、ぐるっとパス2010で、訪れたのは、新宿歴史博物館公式サイト。四ッ谷駅から十数分ほどの歩いた住宅地の中にある。

これまでも、駅からハイキングで寄ったことはあったが、展示を見学することはなかったので、今日が初めての見学となった。

江戸時代、甲州街道の起点日本橋から次の宿場町のある高井戸まで17kmと距離がありすぎたことから、その途中にあった内藤家の敷地に新しい宿場を設けた。これを内藤新宿と呼び、いつの間にやら内藤が消えて、新宿となった。

当時の様子を120分の1の模型で再現した展示があった。目線を模型に近づけてみると、当時の賑わいがよくわかる。

たいていの博物館は、写真撮影不可というのがお約束だが、ここでは、展示の一部を“撮影スポット”として認めている。とてもありがたい。


川越の蔵造りを見てるようだ

ダミーがどこかにいる

江戸時代の店蔵や、戦前に走っていた都電(当時は市電)、文化住宅など、原寸大の模型など、見応えは十分。途中でボランティアの方から話を聞かせてもらう。

企画展は、佐伯祐三展を見学。

佐伯祐三は、大正から昭和初期にかけて活躍した洋画家で、画家生活の大部分はパリで過ごしたそうだが、日本では、下落合に居を構えて、その近辺の絵をたくさん描いている。

重々しくどんよりとした感じの風景が多い気がする。

彼の存在を知ったのは、2009年にポーラ美術館だった。当時見た絵をなぜか鮮明に覚えていて、今回、ポーラ美術館の提供で同じ絵が出品されていて、図らずもここで再会することになった。

もうすぐ、彼の住んだアトリエが記念館として、開館するらしいので、近いうちに行ってみたい。

展示室の入口に、意味深な?展示品が…

近づいて確認してみると、小田急ロマンスカー小田急3100形電車の運転席だった。

ご存じの方も多いと思うが、小田急ロマンスカーは、前方客室からの展望を良くするため、運転席が2階に設けられている。そのため、なかなか運転席を見る機会はない。

運転席には自由に入ることができる。

運転席は、ふつう入れる機会はないので貴重だ。

また3100形で使われていたシートも残されていて、座ることができるようになっている。

でも、なんでここ新宿歴史博物館にあるんだろう…?たしかに小田急と新宿は縁はあるけど、、もっと展示すべき場所があるような気がする…じゃあ具体的にどこか?と尋ねられても困る。

Posted by ろん