2908 鳩山首相に思う

社会・政治・事件

久しぶりの政治に関する話。

初めて政権を取ったのだから、慣れない部分はあるだろうし、うまくいかないことだってあるだろう。

しかし、どう見てもあまりに素人っぽい行動というか、あまりに表面的、場当たり的な行動が多い気がしてならない。

ふつう、自分自身の言動が、周囲にどういう印象を与えるのか?ということを常に考えるのは、公の立場にいる人なら当然考えることだろうが、どうも首相はもちろん、閣僚たちは、そういうことまで考えが回らないように見える。

もっともそれを強く感じると同時に、情けなく思ったのは、なんといっても、普天間基地移設問題だ。

県外移設が公約だったのだから、仕方がないとはいえ、ここまでこじれるとは、当事者でも思っていなかっただろう。 でも、もともと多くの選択肢がなかったわけだし、期限も決まっていたのだから、早くから行動すべきだったのではないだろうか?

多少の混乱は仕方がない。

でも、このニュースキャッシュでも伝えられているような、首相のこの言葉には失望した。

 「それは滝野欣弥官房副長官にお聞きください。私が存じ上げる話ではありません」

官房副長官が、移設先の候補となった徳之島の町長に電話したとされる件で、その理由を尋ねられた首相が言った言葉だ。

つまり、官房副長官が勝手にやったことといったに等しい。

こんなことを言ってしまう首相には、この問題を率先して解決しようという気概が全く感じられないばかりか、この人の下で働こうという気持ちを失せさせるには十分な発言だと思う。

この官房副長官は、おそらく、なにも好きこのんで、反対で一致団結している島へ電話を掛けるようなことはないだろう。いいか悪いかは別にして、おそらくこの問題を打開しようとした行為だと思う。

だとしたら、どうして、首相は、官房副長官を守ろうとしないのだろう?

いや、守るというのではないな…。どうして、首相自身の責任だと言えないのか? あなたは責任者でしょう? これでは、自分の監督下にないと言っているようなもの。こんなんじゃ、誰もついていかない。

Posted by ろん