2906 歌の舞台は上海ではなく…

建築・都市

2年半くらい前。上海に行ったときには、すでに市内のあちこちで、上海万博を盛り上げようという看板やスローガンなどを見かけた。

隣国とはいえ、日本での盛り上がりは、ほとんど皆無といってもいい状態だったが、ひとつのニュースがその状況を変えた…かもしれない。

上海万博の公式PR曲が、岡本真夜の「そのままの君でいて」と酷似しているというニュース。岡本真夜はもちろん、図らずも、日本での上海万博に対する関心を呼び起こした感じがする。

「そのままの君でいて」…懐かしい。日曜朝にTBS系の情報番組「サンデーモーニング」のなかで、たしか信用金庫のCMソングとしても使われていたことは覚えている。いい曲だ。好きな曲の一つ。

明るいアップテンポな曲で、なにより歌詞がわかりやすい

もっと自由に もっと素直に
強がらないで そのままの君でいいんじゃない?
無理しないでもいいよ
空を見上げて 風を感じて
歩いてゆこう

久しぶりに歌詞を見ていたら、気になる箇所があった。

アクセル踏み込んで 路面電車追い越した
あの山の上に行こうよ
ロープウェイが最近できたんだ

いったいこの町はどこだろう?

まず路面電車が走る町は、次の15都市と限られている。

札幌、函館、東京、豊橋、大阪、富山、高岡、福井、岡山、松山、高知、広島、長崎、熊本、鹿児島

このいずれかの町となる。

続いて、ロープウェイ。

市街地にロープウェイがある町となると、かなり限られてくる。

函館(函館山)、長崎(稲佐山)

2カ所しかない。ただわからないのは、「最近できた」というくだり。廃止されるロープウェイは数あれど、新設されるロープウェイは聞いたことがない。函館も長崎も古くからある。

歌詞の中で他にヒントになりそうなのが…

1年ぶりだね 君を待つエアポート

の部分。空港が近いことを意味している…と考えると、市内に空港のある函館が断然怪しくなってくるが、先述の「最近できた」がわからない。

はたして、この町はどこなんだろう?

Posted by ろん