TOKYO建築50の謎/鈴木 伸子

TOKYO建築50の謎 (中公新書ラクレ) TOKYO建築50の謎 (中公新書ラクレ)

中央公論新社 2008-07
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タイトルに魅せられて図書館で借りたが、久しぶりにガッカリしてしまった。

東京は、さまざまなビルや建築物にあふれ、興味は尽きない。それだけに、本書のタイトルのような疑問は次々にわいてくる。それだけに気になる疑問を50個も解決してくれるのであれば、期待も高まる。

しかし、読み進めていくうちに、期待は裏切られてしまう。

汐留シオサイトとか、有楽町イトシアなどのビルやショッピングモールなど、「なぜあんな珍奇な名前がつけられたのか?」という疑問の項目。締めは、“渋谷109”(東急→トウ:10、キュウ:9)に触れ、それに対し…

ダジャレでもなんでも覚えてもらったほうが勝ちと思うのだった。

いくらなくでも、これでは謎の解決ではなく、著者の単純な感想でしかない。

ほかにも、「なぜ冬の東京は、イルミネーションだらけなのか?」とか、「(ビルの)高いところ(フロア)は、値段も高い?」、「ガード下の使い途でもっとも有効なのは?」などでは、やはり著者の感想ばかりで、結局明確な答えはなし。

「銀行跡地の驚くべき使い途とは?」のにように、刺激的なタイトルの割には、ある銀行の支店跡で居酒屋として使われているケースを紹介しているに過ぎなかったり…と、拍子抜けするような内容も散見。

着目点はおもしろいので、謎の解決というよりも、エッセー集と考えた方が良さそうだ。

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