2818 写真を撮っている人が気になる

物思いに耽る(雑感)

定点観察をよくご覧になっている方はご存じだと思うが、僕はふだんからやたらとデジカメで写真を撮っている。気になったものがあれば、できるだけ写真を撮るようにしている。

そのせいもあってか、半ば本能的におもしろい光景に気づくことがある。

無意識的に歩いていても、ふと目をやると、そこに興味深い光景が広がっている…なんてことは、けっこうある。それの対象が、建物であったり、雲であったり、ゴミであったりと、さまざまだ。

それだけに、街中で、見知らぬ誰かが何かにカメラを向けているのを見かけると、かなり不安になってしまう。つまり、自分が気づいていない“興味深い何か”がそこにあるのではないか?…と。

しかし、一緒になってその被写体の方を向くようなことはしない。

明確な理由は特にないが、その人の二番煎じになっているとか、自分が見つけられなかったという状況が悔しい…のかもしれない。

なので、いったんその場を通り過ぎたあたりで、何気なくその方向を向く。

でも、たいてい、自分にとっては、あまり“被写体とはなり得ない対象”が多いので、ほっとするのだ。まだ僕の勘は鈍ってなかった…と。こんなところにつまらないプライドが見え隠れする。

Posted by ろん