2816 境界線

昨日とか一昨日の東京は日中はあたたかくなったが、朝晩はけっこう冷え込む。

当然コートは欠かせない…と思うのだけど、近年、スーツだけでコートを着ない人が増えてきたような気がするのは気のせいか?不況のせいでコートが買えない…わけではなく、おそらくそれほど寒くないのだろう。もしかすると、温暖化ということもあるのかな?実際、芯から冷えるような寒い日が減ったような気もするし…。

“寒さ”に関連して、ふと「難しいな」と思うのは、寒さや痛みなどを聞かれたときの答え方だ。

この時期、寒風吹きすさぶ屋外にいて、「寒いか?」と聞かれたら? 厚めに服を着て、ある程度寒さはしのげているのだから、「寒くない」と答える。でも、外気に触れている顔や手は寒いわけで、「寒い」といっても別に差し支えなかろう。実際に、厚着をした者同士が、「寒いですね!」と挨拶することには、なんの違和感もないのだから。

たとえば、歯医者にて…。「痛くなったら伝えてください」と言われたときも多少悩む。歯の治療において、完全に無痛というわけにはいかず、多少の痛みは伴うものだと思っている。でも、もしかすると、こんな軽い痛みでも本来は伝えた方がいいのだろうか?と思ったり、いちいち「痛い」なんて言っていたら、治療なんて進まないだろう…とも思う。

「ここまでは許せて、ここからは許せない」とか、「ここまではOKで、ここからはNG」とか、人によって境界線が違うし、その境界線は他人からは見えない。自分の境界線を強要すべきではないし、逆に強要されるべきではないけど、ある程度一致していた方が、人付き合いはスムーズにいく。

人とのつきあいは、その境界線を見つける行為そのもののような気がする。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください