2776 赤坂迎賓館
皇居二重橋前から次に向かったのが、赤坂迎賓館。
赤坂迎賓館は、門の外から何度か見たことがあるが、ふだんは公開していない。1年1回だけ事前に抽選で選ばれた人だけが参観できる。文字通りの狭き門だ。しかし、今年は天皇在位20周年ということで、珍しく事前申し込みなしで、誰でも入ることができるというニュースをおじゃこが見つけた。これは行かないわけにはいかない。
15時ちょっと前に赤坂迎賓館に到着。
ふだんなら、ひとけのない迎賓館の前庭に、たくさんの人の姿が見え隠れしていた。
はやる気持ちを抑えながら、正面の門に向かう。
やはり…といおうか、門の前には長蛇の列。横断歩道を挟んだ反対側に、ずらりと行列ができていた。最後尾のプラカードを持った警備員を見つけ、急いで並ぶ。そのプラカードには“70分待ち”の文字が…。
警備員が拡声器で行列に並ぶ人たちに呼びかけていた。
「これからお並びいただいても入場できない場合があります」
…なんと恐ろしいことを言うのだろう。
まぁまだ時間があるから、大丈夫だとはわかっていたが、ちょっと心細くなる。
実際には、結局30分ちょっとで門の前までやって来た。
手荷物と金属探知器による検査を受ける。なかなか厳重だ。こんなに苦労して並んで(…そんなに苦労してないけど)、実際に見られるのは庭の部分だけ。建物の中に入ることもできないから、みんなひたすら写真を撮りまくっていた。
ようやく赤坂迎賓館正面へ。
印象的だったのは、とても白が映える建物だということだ。なんとなく、ヴェルサイユ宮殿を思い起こさせた。
遠くからでは決してわからない、装飾や意匠などを興味深く見学した。
建物の外観を見るだけなので、実質見学時間は15分程度。終わってしまえばあっという間。
無事見学できてよかった。
駅からハイキングで、神田から歩き始めたが、結局、駅からハイキングとは全く関係ない場所がゴールになってしまった。