2761 逃げ回る容疑者
今朝の新聞でも見たのだけど、殺人・死体遺棄事件から、2年半。容疑者が、整形手術をしながら逃げ回っているというニュースを見かけた。
この犯人の指名手配写真は、毎日使う駅改札口の真正面に貼られているから、もはや見慣れた顔になっているが、もはやすでに別の顔になっているのだ。
病院からの通報で発覚したらしい。もちろん通報があったのはいいが、なぜ手術を受けたあとに通報したのかが、ちょっと疑問。おそらく、こういった手術は“料金先払い”だろうから、容疑者からもちゃんと費用は受け取っているのだろうな。ちょっと腑に落ちない。
それにしても、2年半の間、整形手術までして逃げようという気持ちは、どうしても理解できない。
それほどまでにして逃げたいのか?
きっと逃げるのは、とても苦しいことだろう。それだけに、無念の死を遂げた被害者のことを考えると、むしろ、もっと苦しむために、早く捕まることなく逃げ回って欲しいとすら思う。もし裁判にかけられ判決を受けたとしても、量刑を考えれば、おそらく無期懲役あたりになるだろう。となれば、遅かれ早かれ、出所して、晴れて自由の身になってしまうのだ。
いまも、この瞬間、どこかに身を潜めている容疑者の気持ちを聞いてみたい気がする。