2738 遅い夏休みで由布院へ(2日目)
遅い夏休みで由布院へ…2日目(1日目はこちら)。早々に寝てしまったせいか、夜は熟睡とはいかず、1時間か2時間に1回くらい目が覚めることを繰り返してしまう。
昨日とうってかわって天気は曇り。
金鱗湖と呼ばれる湖…というより、サイズとしては“池”近くに車を置いて、由布院の町を散策する。
川に向かって写真を撮っている人たちがいるので近づいてみたら、鳥がじっと川面を見つめていた。
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おそらく餌が流れてくるのを待っているようだ。しばらく見ていたが、なかなか餌にありつけないようで、微動だにせず、じっと動かない状態のままだった。
手前の川沿いの道路に、土産物店が用意した解説があった。
どうやら、この鳥は、ふだんからずっとここで狩りをしているようで、付近でも知られた存在なのかもしれない。
でも名前は“とり”くん。
…名前はないらしい。
金鱗湖をぐるりと一周…
由布岳を見ると笠雲が掛かっていた。一般的に笠雲ができると天気は悪化するとされているし、実際天気予報でも雨となっていた。気温はあまり上がらず、むしろ肌寒い感じだった。
旅館の庭に開設された無料の足湯がありがたい。
平日にもかかわらず、かなり人出にビックリ。これが週末や連休だったら、もっとごった返すことだろう。
由布院駅に到着。
できれば列車で来てみたかったし、週末にはトロッコ列車も走っていると知っていたので、乗りたかったが、スケジュールの都合上、断念。それにしてもJR九州の斬新なデザインは魅力的だ。
ガイドブックにもよく載っている、花麹菊屋の「ぷりんどら」を買う。
柔らかなどら焼きの皮?生地?に、プリンが挟まっている。味は、どら焼きとプリンを一緒に食べた感じ。そのまんまだ。予想通りといえば予想通り。でも、ちょっと歩き疲れた身体にいい感じだ。もちろん美味しかった。
湯布院町にはいくつかの美術館があるが、そのうち「由布院 空想の森 アルテジオ(artegio)」というところに行ってみた。
音楽にまつわるアートを集めた施設ということで、ふだんは音楽と縁遠い生活をしているので、取っつきにくい気はしたが、この施設がテーマとしている「音楽と美術―眼と耳―はもともと親しい」 …という発想は共感が持てた。
レストラン、ミュージアムショップも併設されており、「山荘無量塔」を中心に
その全てを回遊することができます。ここは、A(ART)、B(BOOKS)、
C(CHANT=歌、音楽)、D(DRINK、DINING)を楽しみ、味わうことができる場所。
さらに、訪れた方が自らこの森の中で何か=E(EXTRA)を
見つけていただく場所でもあります。
実際に訪れてみると、たしかに、そういうメッセージは伝わってきたし、ゆったりとした雰囲気を味わうことはできたが、残念ながら、僕のイメージしていた内容とはちょっと違っていた。音楽や芸術に疎い僕のような者でもわかるような解説がもっと欲しかった。
翌日は、チェックアウトの後、日本一の大吊り橋に向かう予定。