2712 メモ
何年も前から、記憶力不足と、メモがうまくできないことで困っている。
記憶力不足は、いかんともしがたいので、メモに頼るしかないのだけど、やはりなかなかうまくいかない。
ときどき思い出したように、図書館でメモの取り方に関するノウハウが書かれた本を借りる。でも、そのたびに、軽い失望を覚えるのだ。
一番の失望は、「図式化してメモを取ろう」という、アドバイスだ。
- メモは極力図式化していく。絵にすることで無駄な時間を削れるんです。
- 目で捉えると鮮明に覚える。他のアイデアとも組み合わせられます。
- アイデアのままで尾原遷移。実現するためにまず絵で描くんです。
- イラスト化することでモノのディテールを再確認。僕にとっては大切な作業なんです。
こういう記事を見るたびに、「あぁ、そうですか、そんなことはわかってるよ!」と思って、うんざりしてしまう。
そうだよ、図にすればわかりやすいのはわかっている。でも、それができないから困っているのだ。図の書き方は誰も説明してくれない。
僕のような人はきっと世の中に大勢いるはず。でも、そこに注力した解説がないのはなぜだろう?
図式化以外にも、妙なテクニックを披露されたり、文房具やPDAのような電子ツールの紹介に終始したり、もはや美しいノートを作ること自体が目的ではないかと思うような手間を掛けたり…と、自分にあったメモの取り方を教えてくれる本には、なかなか出会えない。
実は、これらのアドバイスか、みんな試してみたことがあるが、結局はうまくいかなかったのだ。
テクニックに走るとろくなことがない…と、身をもって実感している。
これからも、きっとメモの取り方の調査は続く…かも。