週刊 東洋経済 2009年 7/4号/特集「鉄道」進化論

■鉄道,龍的図書館

週刊 東洋経済 2009年 7/4号 [雑誌] 週刊 東洋経済 2009年 7/4号 [雑誌]

東洋経済新報社 2009-06-29
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先月くらいに、中吊りか新聞広告で見かけた「鉄道」の大きな文字。週刊東洋経済の広告だった。

この特集号が発売された直後に買おうと思っていたのに、すぐ忘れてしまって、思い出したら、もう書店から消えていた。週刊誌なので1週間しかないのだ。で、図書館で借りようとしたら、ほかの特集記事号は予約が入っていないのに、この号だけが結構予約が入っていた。鉄道への関心の高さを伺わせる。

「鉄道を世界に売り込め」「鉄道で変わる 日本の未来」「大都市鉄道網の期待と不安」「変貌を遂げる駅の現在」の主に4つの章立てで、最近の鉄道に関わるさまざまな情報が載っていて興味深い。

今後続々開業する新幹線を取り巻く環境、世界市場における日本の鉄道業界の位置づけ、「東京メトロが上場したら株価はいくら?」なんて、経済誌らしい記事もあるが、鉄道模型の製造工場や鉄道の専門授業を教える高校の授業風景など、これまで紹介される機会の少ない話題も載っている。

全体的に、意欲的な内容ではあるとは思う。

ただ署名のある特集記事が川島令三しかなく、なんとなく偏りは否めないし、「初公開 住みたい『駅力』ランキング&格付け」という記事で、住みたい駅でトップ5が、六本木、品川、表参道、恵比寿、青山一丁目…と、本当に“住みたい”と思うだろうか?と思うような結果が堂々と出てるし、微妙に惜しい。