2681 大西信之 絵画展
大西信之さんの絵画展に行ってきた。
個展に伺うのは久しぶり |
こうして大西さんの絵画展や個展などを見学できるのは、ひょんなことから知り合うことができたおかげだ。さらに、ときどきコメントいただいている、絵描きの卵 みわわさんとも、お知り合いになるきっかけを作ってくださるなど、普段の生活だけでは決してできない経験をさせてもらっている。
ただ最近はタイミングが悪くて、なかなか伺うことができなかったが、今回は久しぶりに見学することができた。
新宿伊勢丹の会場では、大西さんが出迎えてくれた。
サン=テグジュペリは、ドイツとの戦争に敗れた母国フランスを離れる。異国というより別の“惑星”のような街ニューヨークでの孤独な生活。そこで与えられた「星の王子さま」の執筆とその成功。一方で、戦争で多くの仲間を失ったという現実は、彼の生き方に大きな影を落とす。自ら志願した戦争の最前線での偵察飛行で消息を絶つ…。
展覧会の案内状より |
大西さんの絵で、そんな彼の数奇な人生をたどっていく。
ギャラリートークに参加。大西さんの、星の王子さまやサン=テグジュペリに対する強い思いを、絵を一点一点紹介しつつ、冗談も交えながら、楽しく伺うことができた。
お話の中でも言われていたが、慣れないアメリカに単身乗り込み、絵を紹介する大西さんご自身と、サン=テグジュペリと重ねているようだ。
モノクロームを描き続けてきた大西さんが、色を使った作品を描くきっかけになった、星の王子さま。ベテランでありながら、新しいことにチャレンジし、成長を続けていく姿に、お会いするたび感銘を受ける。
(展覧会は8月4日16時30分まで)