2643 無駄な抵抗
先月くらいから、北区立図書館に行くと「住所の確認ができる物をお持ちですか?」と聞かれるようになった。これは北区在住かどうかを定期的に確認するためらしい。
というのも、北区在住もしくは北区にある企業に在籍していない人は、北区立図書館の利用が一部制限されるというきまりができてしまったため、このようなチェックが必要になってしまったからだ。
以前から、図書館には、このような告知が去年から掲示されている。
利用者のみなさまへ
北区では、今年6月から、お客様の居住地等により、
1 Web予約及び電話・FAXでの予約
2 未所蔵資料の予約(リクエスト)
3 北区立図書館以外の図書館からの借受(相互協力)
の利用について、変更させていただきます。
しかし、これまでのところ特に利用が制限されることなく、これまで通りWeb(インターネット)での予約はできたので、ずっと、この貼り紙が気になりつつも、ありがたく利用させてもらってきたが、ついに“住所確認”の洗礼を受けるようになってしまった。
インターネットで予約ができなくなるのはかなり痛いが、仕方がない。免許証を持って、窓口で手続きをする。窓口の係の人が僕に聞く。
係 「インターネットで予約することはありますか?」
僕 「はい。よく使っています」
係 「あ、使われてないんですね?」
僕 「?」
インターネットによる予約を使っていない人も多いせいか、僕の話を聞いてないのか「インターネットの予約を使ってない」という前提で話を進めようとしたので…
僕 「いや、ものすごーくよく使ってます。インターネットの予約は…。便利ですので、そりゃあ、もう…。」
とりあえず、そんなことを言ってみたものの、無駄な抵抗は、どこまでも無駄な抵抗だった。
いくら僕が便利に利用していようと、決まりは決まりなので、係の人は、一瞬戸惑った表情を見せたが、あとは、決められたルールを淡々と僕に説明し、今日からインターネットによる予約ができなくなってしまった。
残念。