国鉄風景の30年/二村 高史

国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今 国鉄風景の30年―写真で比べる昭和と今

技報堂出版 2008-04
売り上げランキング : 538138

Amazonで詳しく見る by G-Tools

昭和62年、西暦1987年、日本国有鉄道は分割民営化されてJRとなった。

そのころのことはよく覚えているつもりだったが、写真を見ると、いろいろなことを思い出した。当時、当たり前だった風景が、いまでは決してみることのできない風景になっていた。

昭和40年代後半から昭和60年ごろまでに撮られた写真と現状を定点撮影で比較している写真集。当時とあまり変わっていない風景もあれば、本当に同じ場所から撮られたのかと疑ってしまいたくなるほど、変化を遂げている写真もある。

この本に載っている、ほぼすべての写真は、僕が生まれた以降に撮られたものばかりで、まさに僕の生きた時代と同じ時代をとらえた写真であるはずなのに、やたらと古くさく感じてしまうのは、どういうわけだろう?

当時の人たちは別にのんびりしていたわけではないだろうが、いまの僕の目にはどうしても、のんびりとした風景に見えてしまうのは、どういうわけだろう?

ページをめくるたびに、いろいろな発見があった。

なかには、とても身近な場所も写っていた。いまは駅に隣接するスーパーとなっているが、かつてそこは、貨物駅だった。知識としては知っていたが、写真で見たのは初めてだった。

あらためて写真が撮られたのと同じ場所に立ち、そこから見える風景を想像してみたら、楽しくもちょっと不思議な感覚になった。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください