2617 33万円

社会・政治・事件

お金ほど、相対的な価値が変わるものはないんじゃないかと思うことがある。日常生活で33万円といったら、結構な大金だ。

「とにかくカネが欲しかった」という三菱UFJ証券の元部長代理が、顧客情報を名簿業者に売った代金…

33万円

氏名
住所
電話番号
性別
生年月日
職業
年収区分
勤務先名
勤務先住所
勤務先電話番号
勤務先部署名
役職
業種

以上、13項目の顧客情報5万人分の金額だ。

あまりの“安さ”に唖然としてしまう。

そしてその代償はあまりに大きかった。元部長代理は当然クビ。いずれ訴えられるだろう。そしてその尻ぬぐいをさせられている、三菱UFJ証券の社員たち。対策に次ぐ対策、顧客からのもう抗議、部署によっては、深夜まで対応に追われているだろう。

繰り返しいうが、名簿業者に売って得られた金額は、わずか33万円である。

33万円をあげるから、名簿売るのを止めてくれたら…とすら思えてくる。

たった33万円で、周囲に多大な迷惑を掛け、すべてを棒に振った元部長代理44歳。この人の人生って何だったんだろう?

Posted by ろん