2556 船橋屋(くず餅)

たべもの

亀戸七福神巡りが終わって、亀戸天神へお参りしてきた。その亀戸天神のすぐ近くに、元祖くず餅の店として有名な「船橋屋」がある。

船橋屋のロゴマーク

やはり有名店だけあって、店の外にまで行列ができていた。少々待つのは覚悟していたが、意外とすぐに入れそうだった。行列は持ち帰りのお土産を買う人だったのだ。

店内へは入口のレジで食券を買ってから席へ通される。頼んだのは、もちろん、くず餅。530円。食券といっても、プラスチックのタグのようなもので、席に着くと店員さんがそれを持って注文した商品を取りに行くという段取りになっているようだ。

店内はこんな感じ

店員さんがみんな若い。高校生くらいか? こまめに各テーブルを回って、テーブルを拭いたり、おかわりのお茶を注いだりしている。テキパキと仕事をしている姿を見ると気分がいい。

ほどなくして、注文したくず餅がやってきた。

たっぷりの黒蜜が疲れた身体に染みわたる気がする。その黒蜜は甘すぎず、くず餅自体も適度な堅さ、食感があって、“上品”なおやつといった感じか。

くず餅が綺麗に並べられている 黒蜜たっぷり

行列が外まで…

きっと、江戸時代の人たちも参拝が済んで、ここでひと休みしたのだろう。当時は、きっと安くはなかったろうから、とても贅沢なおやつだったに違いない。

店を出ると、お土産の行列はなくなり、店内を利用する人たちの長い行列ができていた。

Posted by ろん