2548 ザクロ(ペルシャ料理)

日常生活

かつて同じ部署だった4人(通称“四バカ”)で、暑気払いをしてきた。忘年会ではなく、あくまで暑気払いだ。それは「暑気払いやりましょう!」と言いながら、今日のこの日まで順延してきたから。バカならではの理由である。四バカのひとり、Guts
さんが選んだこのお店は、結構有名らしい。

日暮里駅から、夕焼けだんだん方面に歩くこと数分。まさに夕焼けだんだんのすぐそばに、“ざくろ”というお店がある。ペルシャ(イラン)料理のレストラン。

店の前からして、かなり怪しい雰囲気に、期待と不安が交錯する。

あまり広くない店内に通される。店内はペルシャ風?の内装にさまざまなオブジェなどが置かれ、さらに最初入ったときは、客のほとんどが外国人ばかりだったので、ふと荒川区日暮里にいることを忘れさせてしまいそうになる。

ペルシャ絨毯の上に、大きな板がじかに置いてあって、それを囲むように座る。キラキラ輝くペルシャ風のチョッキのようなものを着させられると、もう店のオブジェとの一部になったような気分だ。女性はスカートなどを履かせられる。

コース料理ということで、何も頼まなくても、いろいろと料理が出てくる。

客が全員外国人!? 料理が次から次へと…

どうやら出される料理は決まっているわけではないらしく、次に何が出てくるのか、予想はまったく付かない。とにかく次から次へ料理が出てくる。食べ終わらないうちに、新しい料理が運ばれてくるから、あっという間にテーブルがいっぱいになってしまった。味は多少クセがあるものもあるが、どれも美味しい。(あ、料理の写真を撮りそびれた…というより、次々出てきてそれどころではなかった)

身体のくねらせ方がすごい…

さらに料理と料理のあいだに、ひとくちで食べられるようなお菓子も出てくるから、すぐにお腹いっぱいになってしまった。

20時過ぎくらいになって、店内が暗くなり、おもむろにベリーダンスのショーが始まる。店は狭いので、座っている位置を変えたり、テーブル(板)をしまったりと、踊る場所を確保するのも一苦労だ。

ベリーダンスは、間近で見るのは初めてだったので、とても新鮮だった。すると、途中から“強制的に”踊りにかり出される人が続出。しまいには?僕も呼ばれて踊った。ネクタイ締めて踊ってるのは僕くらいだ。見よう見まねで踊ってみるが、実際に身体がまったくついてこないのだ。見た目以上にかなり難しい。

強制参加! 難しいけど、結構楽しい

とにかく、ここは、客は客として飲み食いして、ショーを見るというするだけでなく、あくまで“参加”することに意義がある店だ。店長から次々と指示が飛ぶ。

普通のタバコより吸いやすいかも…

“水タバコ”というのも味わうことができる。いろいろな風味?があるようで、それを選ぶのは、じゃんけん。グループの代表?で、僕がじゃんけんに挑戦するが負けてしまう。味が選べないだけで、水タバコ自体は試すことができた。

こちらにやってきたのは、フルーツミックス風味?。

水をフィルター代わりに通しているせいか、普通のタバコのようにむせることは少なく意外と“美味しい”。鼻に抜ける感じが確かに、フルーツ風味だ。途中で、お隣さんの水タバコと交換。こちらはシナモン風味。味によって煙の量が異なるのだろうか。こちらはあまり煙は出ない。味は、なんとなくシナモン…という感じ。

とにかく、店長のテンションは、最初から上がりっぱなしだ。2000年に来日したと言っていたから、10年も経たずにここまでしゃべれるというのはすごい。

それにしても、もはや“オヤジギャグ”の領域を通り越している。これは、評価が分かれるところかもしれないが、さらりとかわすもよし、ノリツッコミをするもよし、一緒になって悪ノリするもよし。真に受けちゃダメだ。やはり一緒になって“楽しむ”くらいの余裕があった方が、間違いなく楽しめる。

体験することすべてが初めての連続だった。珍しモノ好き、かわっ体験好きの人は、ぜひ行ってみることをおすすめする。

書き忘れたが、食べきれないほどの料理と、いろんなサービス盛りだくさんのコースで、わずかひとり2,500円!コース名どおり、「食べきれないコース」だった。

ザクロ 東京都荒川区西日暮里3-14-13 日暮里コニシビル2F

Posted by ろん