2509 系統番号
以前からちょっと気になることがある。
ふだんの生活中ではあまり路線バスに乗る機会はあまり多くないが、バスの系統番号のことだ。
路線バスの多くは、バスの行き先や走行する路線を区別するために系統番号を掲げている。たとえば、浅草雷門行きだと[草64]とか[草43]、王子駅前行きだと[王40]といった具合だ。
同じ行き先でも走る道路が違う場合、この系統番号が役に立つ。
で、気になるのが、この呼び方。
先述の例では、[くさ、ろくじゅうよん][くさ、よんじゅうさん]、[おう、よんじゅう]と読めばそれはそれで通じると思う。
しかし、このバスの系統番号はどう読んだらいいだろう?
[業10]
・・・
・・・
[ぎょう、じゅう]?
行き先は業平橋駅(=なりひらばしえき)だが、“橋”はともかく“業”と“平”が分割されてしまうと、“なりひら”と読めないので、
[なり、じゅう]
というのは、ちょっと変…。
[なり(ひらばし)、じゅう]
という感じで、勝手に補ったほうがいいのだろうか?正式な呼び方って何だろう?
日本人ならば、これくらいの悩み?で済むが、外国人にはかなり難易度の高い問題だと思う。ここはひとつ、地下鉄同様、アルファベットで表示するようにしたらどうだうか?
お年寄りだってアルファベットくらいは読めるだろうし、アルファベットならば遠くからでも認識しやすい。系統番号がかぶるかもしれないが、アルファベット2文字にしてもいいし、数字と組み合わせれば、問題はないだろう。そもそも、それほど長距離を走っているわけではないのだから、離れた地域であれば多少重なっていても問題はないはずだ。
もし僕が外国人で東京を訪れたとしたら、これほど歩きにくい街はないように思う。地下鉄は多少改善された気がするが、特に路線バスを利用するのは相当難しいだろう。
オリンピック招致や、海外からの観光客誘致に積極的な東京都には、ぜひ真剣に検討して欲しい。