2507 一週間が終わらなくなってしまう

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最近あまり見ないテレビだが、スタート以来毎週欠かさず見続けてきた唯一の番組「ブロードキャスター」(毎週土曜日22時~)が、今日最終回だった。最近は視聴率が低迷していたらしい。

昔から、なぜかこの番組は大好きで、旅行が土曜日になったときは可能な限り見ていたし、どうしても見られないときは、録画してまで見ていたくらいだから、僕はかなり熱心な視聴者だった。

スタートしたのは、17年前の1991年。僕は大学生になったばかりだった。

メインの司会が三雲孝江で、女性がメイン司会というのも珍しいな…なんて思ってみていたら、途中から福留功男が司会に加わった。解説者として見た目は完全な外国人なのに異常に日本語が流暢なジョージフィールズはとても印象的だった。

一週間の出来事をコンパクトにまとめた「7days」をはじめ、ニュース掘り下げ方がとてもわかりやすく、毎週注目の事件を取り上げた「ブロードキャスター事件簿」も面白かった。「お父さんのためのワイドショー講座」も、ワイドショーの注目している傾向がわかって興味深かった。

やけにジョンベネちゃんの事件も取り上げていたっけ。亀田兄弟をやたらと取り上げていたのは、いまとなっては汚点になってしまったかも。

土曜のこの時間は、のんびりと、コーヒーなんかを飲みながらこの番組を見るのが、とても楽しみだったから、特番などで休止になった週は、一週間が終わった気がしなかった。

とうとう最終回。

番組を振り返るコメントや出演者の17年前の写真などが紹介された。1991年なんて、そんなに古くないような気がするが、やはり17年という時間は長い。

最後なんだから、かつて番組を支えてきた、三雲さんとかジョージフィールズも呼べばよかったのに。競馬予想のプリンちゃんとかも。あ、それに、事件簿で異常に熱くレポートする原山理一郎とか、事件簿のナレーター小早川正昭とか。日本文化センターのCMとか、半蔵門線の駅の放送なんかも、小早川さんだったっけ。

本当に残念だ。

新番組も、報道情報番組らしいので、たぶん見ることは見ると思うけど、しばらくは一週間が終わった気がしないんだろうなぁ。

Posted by ろん