2456 “発信し続ける絶筆”が現実に
元TBSアナウンサーの川田亜子さんが自殺したというニュースはショックだった。つい最近、よく見ているテレビ番組「がっちりマンデー」に元気な姿を見せていたというのに。
彼女のブログは、おとといの土曜日まで更新されていた。ブログは初めて見たが、文章のあちこちから、精神的な辛さのようなのもが伝わってきた。
いろいろな悩みがあったのだろうが、こうすることしか方法はなかったのか? だれか身近でこの苦しみを受け止める人はいなかったのだろうか。
みんなから注目を集めるアナウンサーという華やかな仕事ができるなんて、誰もが望んでできるようなことではない。羨ましがられる存在と言ってもいいだろう。それだけに、自分の思いや方向性とのギャップに苦しみ今回のような結果に至ってしまったのかもしれない。
以前、なんらかの理由でこの世を去ってしまったとしたら、残されたブログが「絶筆」や「遺書」になるのではないかと書いたことがある。そのときに思いついた言葉が、「発信し続ける絶筆」だった。
まさに彼女のブログが、そうなってしまった。
ご冥福をお祈りします。