2443 強調が強要に?

物思いに耽る(雑感)


“神の見えざる手”の存在を感じる

今日、近所のスーパーでは、店内見渡す限り「母の日」にちなんだポスターや特売の案内で埋め尽くされていた。ふだんは地味な花屋では、この日をねらって、びっくりするような値段でカーネーションが売られていた。またコンピになどでは、もう4月くらいから「母の日」商戦はスタートしていたし、インターネットでも、盛んに「母の日」に何かを送ろうという広告であふれていた。

母の日そのものはすてきな風習で、ふだんなかなか表現しにくい感謝の気持ちを伝えることはできる、よいきっかけということもあるかもしれない。

しかし、ここまでしつこいくらいに「母の日」が“強調”されると、まるで母の日を“強要”されているような気すらしてくるのは、ちょっと考えすぎだろうか。母の日のようなイベントは、あくまで気持ちの問題であり、その表現の仕方は、ひとそれぞれあっていいはずだし、そもそも5月の第二日曜日に表現しなくたっていいはずなのだ。

もっとも、売る側にとっては、どんな理由にせよ客が商品を買ってくれればいいわけで、母の日もそのきっかけ作りでしかないことは十分理解しているつもり。

でも、近年ますます激しくなっているような気がして、もうちょっと落ち着くことはできないだろうか…っていう思いもする。

Posted by ろん