2423 ある意味“人間ではない”のかも…
昼食を買うためによく行くコンビニは、いつも長蛇の列であることは以前述べた。そこでときどき少し離れたコンビニまで足を伸ばす。そこのコンビニは、同じお昼時間だとは思えないくらいすいていることが多く、レジの行列も多くても2~3人程度なので、ときどき行くようになった。
そのコンビニでどうしても気になることが1つある。
それは、そこの女性店員のひとりが、もはや人間に思えなくなってきているということだった。
(年齢を当てるのが苦手なので、違うかもしれないが)彼女の年齢は20歳代後半くらいだろうか?
比較的すいているとはいっても、お昼ということでそれなりにお客さんをさばかなければならない時間帯だが、彼女の仕事ぶりは無駄がなくとてもテキパキしている。
しかし、その仕事ぶりに反比例?するかのように、彼女の表情はびっくりするくらい“固まって”いるのだ。文字で説明しづらいのだが、まったく感情というものを感じさせない表情なのだ。けっして怒っているような感じではない。いや、むしろ怒っているくらいの方が、人間としての感情を感じられるのだが、そういう風でもない。
「いらっしゃいませー」「ありがとうございましたー」
と、彼女はコンビニらしい掛け声も発するものの、その言葉に当人の感情というものを微塵も感じさせないのだ。棒読みというか、抑揚のない声。それはお客さんの動きに反応して、自動的に声が出ているように思える。まるでロボットのようだ。いや、最近のロボットは、人間よりよほど感情を表に出している。
このコンビニに行くたび、この人は仕事が終わったときには、ちゃんと人間に戻ることができるのか心配になる。