2372 地下展

旅行・見学・イベント

お台場にある日本科学未来館で開催されている「地下展」に行ってきた。もともと僕が興味があるのではないかと、おじゃこが勧めてくれたのが、行くきっかけだった。

   

 

企画展入口の真っ白な壁にポッカリと空いた暗い入口が、これから地下に向かっていこうとする雰囲気を醸し出している。中は、視界の全てが発泡スチロールに覆われていた。幻想的な地下を探検するイメージ?で、迫力があっておもしろい。こんなに大量の発泡スチロールを使うなんて、資源の無駄遣い?と思ったが、この企画展の特別協賛が「発泡スチロール再資源化協会」ということで、当然全てがリサイクルされるらしい。

テーマがテーマだけに動きのある展示は少なく、未来館ならではの自分の身体を動かしたり参加して学ぶという展示は少な目だった気がする。また、以前から気になっていることだが、未来館の展示は解説の文字が小さい。地下らしさを出すためか会場全体が薄暗かったので、文字が一層見えにくかった。

 

今回の企画展は、地下は地下でも「地球の地下」がメインで、地球の仕組みや資源といった“地学”的な要素の強い内容だった。もちろんこれはこれでおもしろいのだけど、僕は勝手に「都市の地下」に関する展示が主かと思っていた。この企画展のポスターに、マンホールが描かれていたから、なんとなく“知られざる地下”の使われ方とか、技術的な側面にスポットを当てると早合点したからかもしれない。

南極の厚さ3kmにもおよぶ氷床の下にある地底湖のことや、地球の地下深くにあるマントルや地球中心近くのコアのこと、生命は海からではなく地下から誕生したのではないかという仮説など、興味深い展示は多く、見応えはそれなりにあったが、全体的に内容が少々難しい感じがしたのは残念。

Posted by ろん