2359 ナショナル

ビジネス・経済

松下電器産業が、社名を「パナソニック」に変更するというニュース。これまで使用されてきた、松下やナショナルといったブランドは一切使われなくなるという。

社名と異なるブランド名が有名になり、社名をブランド名に合わせるということはありがちだが、まさか世界的企業である松下電器までもが、そこまでするとは思ってもみなかった。誰もが一目を置くカリスマ経営者の名前を冠した社名を変えてしまうとは…。記者会見で社長はこう述べたそうだ。

「郷愁に浸るよりは、より大きく成長する可能性のあるパナソニックに全社員の思いを結集させる」

ニュースリリースには社名変更の理由を、「真のグローバル企業目指すための意志の表れ」と書かれていたが、そこまでやらなければ、国際競争に勝てない厳しい現実が伝わってきた気がした。

そんなニュースを読みながら、ある歌が頭の中を流れてきた。

♪あっかるーい、ナショナール、あっかるーい、ナショナール…

先日「水戸黄門」が始まったばかりだが、このドラマは「ナショナル劇場」という枠で放送されている。やはり「パナソニック劇場」になってしまうのかな? そもそも、オープニングの「明るいナショナル」の歌はどうなってしまうのだろう。「明るいパナソニック」…ってわけにもいかないだろうし。

もっとも、ナショナル劇場を見ること自体ほとんどないし、そもそも放送時間帯に家にいないことの方が多いのだけれど、ときどきこの曲を聴くと、なぜかちょっと懐かしい感じを覚える。祖父が水戸黄門を見ていた光景を思い出すからだろうか?

やっぱり、“ナショナル”の郷愁に浸りたくなる。

Posted by ろん